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【30分エッセイ】 純粋より、混ざってる方が好き。


めっきり寒くなった。秋から冬への移行の早さに驚いちゃう。焦らして、焦らして、びゅっとくるね。衣替えが間に合わないよ。白湯が胃にしみる季節になった。

最近はね、文章をどこまで改行しようか考えたりしてる。スマホで読んだ時のスッキリ感とかを考えると、いっぱい改行した方が読みやすいんだけど、パソコンとかの横長画面で見ると、あきらかにヘンテコ。

これが本だったら、ギッシリと文字が詰まってるんだけどね。インターネット、それもSNSだと、どうもギュっとしてるのは、合わないんだよね。そんな、考えなくてもいいようなことを考えてしまっている。ちょっと色々混ぜながら、試してみよーっと!

ああ、ホットプロテインが美味しい。
ちょっと実験でプロテインをチンしてみたのさ。そしたら、これがびっくりするくらい美味しくて。朝からハッピーが増えちゃったよ。ここに、今は脂質を摂るためのバターを入れちゃったりして、さらに濃厚。美味しい。ハッピー。

なんかね。ウチ、昔から混ぜることが好きみたいなんだよね。プロテインにも、コーヒーにも、バターをぶっ込んでしまうし、ご飯を炊くときも、なんか投入しちゃうんだよね。

この前は、ベタに栗やらタケノコやらを入れたけど。他には味噌を入れてみたり、鮭を入れてみたり、なんか混ぜたくなっちゃうのよ。よくないクセだねぇ。

学生時代は、ファミレスのドリンクバーを混ぜまくってたよ。ドス黒い色のジュースをガブガブ飲んでいた。でも、今じゃ、ドリンクバーを混ぜるのは当たり前になってるんだよね! 

時代の先どりだねー! 
しかも、「混ぜる」じゃなくて「ミックス」って言葉を使ってる! たしかに「ミックス」って言葉の響きの方が、爽快感がある。大人が考えることって、すごい! いや、ずるい!

ウチ、混ぜたがり、なんです。でも、出された食事に調味料をかけまくるとかはしないの。そこは、ちゃんと味わうんです。別に混ぜたいとも思わない。あ、昔はカレーも混ぜてました。ミラノ風ドリアは、いまだに混ぜたほうが美味しくなると思ってる。

ぐっちゃぐちゃに混ぜるのが好き。
自分で作ったものまで、混ぜちゃうんだから。綺麗に盛り付けて、その後に混ぜる。もはや、自分でもよくわからない。ほんとなぞ。

たぶん、小さいころに食べてた「卵かけご飯」の影響なんじゃないかな。あとは、「コーンフレーク」。ウチは親が朝から仕事でいないことが多かったからさ。自分で支度をすることが多かっただけど、「食器を減らしたい」とか、「簡単に済ませたい」という気持ちが強すぎてね。自然とそうなったのかも!

ミックスが好きなんだよね!

だから、むしろ、純粋を信じてなかったりもする。純粋って、ちょっと恐い感じがする。「え、純粋で大丈夫なの?」ってなる。あはは、へんなの。文字にすると、ほんのり哲学的になって面白いね。「純粋を信じていない」だって!

でも、たしかにそうでさ!

なにも混ざっていないことを「純粋」と呼ぶなら、例えば、「純粋の日本人ってなんなんだ?」とか「純粋な気持ちってなんだ?」とか考えたりしない? 

混ざりまくってるよねぇ。
ほんとのところ。

歴史的な視点で大きく捉えちゃったら、漢字とかですら輸入してきてるワケだしね! 日本語がもはや輸入品との合体技。独自のカルチャーはあっても、「純粋」とは違うもんねぇ!

「純粋な気持ち」なんて、ぜったい嘘つきの常套句でしょ!!!
 

「オレは純粋なんだ! 純粋に好きなんだ!」

絶対信じない。
なんだ、純粋って!

「あたしのこの純粋な気持ち、わかってよ?」

分かるわけないでしょ。
なんだよ、純粋って!

恐いよねぇ、純粋。


ああ、
もっと純粋の話がしたい。
でも、時間がきちゃった。

ウチはやっぱり、
混ざってるのが好き!


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