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【エッセイ】 「当たり前」を書けばいいらしい。


タイトルから先に書き出しているやつ。でも、タイトルが浮かんできたのには理由があるんです。

ウチ、いろいろなヘルスケア・メンタルケアについての本を読んできたんですが、どの本にも共通することが書いてあったりするんです。

いくつか共通点はあるんですが、特に出てくるのは「睡眠」について。これは、もう、絶対出てくる。どの本でも必ず「睡眠が大事」的なことが書いてあるから、疑り深いウチでも、さすがに信じてしまいました。テストに必ず出るんだろうね。

でもさ、「睡眠が大事」なんて子供の頃から言われてきたことだし、当たり前のことだと思わない? 

「そんなん、知ってるよ!」「なにをいまさら!」と思うくらいの“当たり前さ”だと思うんです。いやいや、普通に書いてたけど、“当たり前さ”なんて言葉あるのかしら。あはは、うふふ。

でもね、でもね。ヘルスケア系の本には、そんな“当たり前さ”がたくさん出てくるんですよ。これは、本当に。睡眠が大事、とか。食事が大事、とか。運動が大事、とかとか。

笑っちゃうくらい、“当たり前さ”のオンパレードなんです。

なにかしらのアドバイスとか、助けを求めて本を手に取ってるのに、書いてあるのは「当たり前」のこと。もちろん、裏技的なことが書かれた本もあったけど、非科学的だったかな。それよりも、「当たり前」に科学的根拠を紐づけて説明している本の方が多いと思いました。睡眠が科学的にも有用なわけ、とか。栄養バランスの取れた食事が科学的にどう優れているのか、とか。運動が及ぼす人体への影響を科学的に見てみると、とかね。どれも、当たり前ばかり。

だからね、「当たり前のことを書けばいいんだな」ってシンプルに思ってしまいましたYO。そして、なにをするにしてもラクな道はないし、当たり前のことをしていれば、成し遂げられることが多いんだなって!

そう考えてみると、親に言われてきたことって、正しかったんだなって思うよね。「早く寝なさい!」とか。「好き嫌いしないで食べなさい!」とかさ。大人になって、本を読むようになって、ようやく理解できるようになりました。てへ。ごめんなさい。本当に親には感謝です。なんで当時は反発してしまうんだろうねえ!

当たり前のことを、当たり前にやっていればいい。ものすごくシンプルだし、これぞ、当たり前のことなのに、それが出来る人が少ないんだろうね。ウチも、なぜか実行してないことが多いもの。

だから、当たり前が求められるし、当たり前が売れるんだろうね。案外、奇をてらったものって、求められてないのかもしれないね。面白い。書いてて、発見。面白い。ベタなモノが求められるのとも似てるかもしれないね! 

ウチ、ベタな展開、ベタな作品が好きだもんなあ! 男女の恋愛とかも「ストレートに行かんかいっ!!!」ってなるもんね。「気取るな、カッコつけんな、素直にいけ!」だもん。これも、当たり前なことを、当たり前にやってくれ! だと思う。

ほんっとうに、当たり前なことを、当たり前にできる人って少ないんだと思う。なぜだか、自分なりにアレンジしたくなっちゃうし、人と違うことをしたくなっちゃう。

その結果、オリジナルが多数派になって、当たり前が少数派になってしまうという不思議な状況になっちゃうんだろうねえ!

ああ、面白い。当たり前、って言葉をたくさん使った。うん、なんか、自己肯定感が増した気がする。

当たり前を書けばいい。

当たり前に生きればいいんだ!

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