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育休40日目 働きたくないフルタイム教員 VS 働きたい育休教員

育休を取得することを職場で報告したら、ある先生に言われたことが今でも忘れられない。

「私、先生の代わりに赤ちゃんのお世話するから、代わりに働いてよ!」

は?衝撃的だった。
結構なガチトーンだったから、茶化すのに戸惑った。
適当に「じゃあよろしくお願いします!笑」みたいな返事をした。


働きたくないフルタイム教員

このような(働くことに対して)ネガティブな発言は、職員室で耳にすることがある。

「宝くじが当たったら仕事辞めようかな」とか。
「飽きてきたから異動したいな」とか。
「この仕事向いていないから転職したいな」とか。

もちろん100%本気とは思っていない。
しかし口にしてしまうということは、決して冗談ではないのだろう。
案外、みんな働きたくないのだ。
モチベーションが高くないのだ。

人生の半分が仕事なのに、前向きになれない考え方は本当に勿体ない。

働きたい育休教員

一方で僕は今、死ぬほど仕事が好きだ。
そして今でも働きたいと思っている。

そんな僕に対して、
「なんでそんなに仕事したいんですか?」とか。
「なんでそんなにアツいんですか?」とか。
「さすが意識ですね笑」とか。

いやいや笑!ガンガン楽しんで働こうぜ!

そんな働きたくて仕方のない僕は、4月から育休。
この制度を活用しているので、僕にとっての育児が勤労と同義になる。
今は子育てが最重要だ。
そして子育ては、本当に楽しい。
娘は本当に愛おしく、育児の疲れを吹き飛ばしてくれる瞬間は何度もある。

しかし、それでも僕は働きたい!

仕事の報酬は"金"ではない

その理由は簡単で、働くことで「報酬」を得たいからだ。
ここでいう報酬は"金"ではない。
(ただし前提は安心して生活ができるという水準を満足していること)
公務員である以上、お金ではない別のカタチの報酬を頂きたいと願うのは、普通のことである。

僕にとっての報酬は、学校(職場)における帰属意識や、教員の経験そのものが報酬に当たる。

もう少し具体的に言うと、
教員間で良好な関係性を構築し、チームで教育に携わる。
すると、あらゆる方面において指導の成果が形になる。
その結果、学年や学級が協同し、よりよい共同体が成長する。

僕にとっての働きがいは、これだ。
それが得られない育休期間は、僕にとって修行である。

教師という仕事に対し、報酬はみんなそれぞれ違うんだもんな。
だから分断している。
でもその報酬を言語化していくと、きっと他者への理解も深まるはずだ。

まぁ人間なんだから、惰性で仕事をこなしているかもしれない。
でも誰しも大なり小なり、内に秘めた"炎"を燃やしているはず。
働いているんだから、より良くしたいと思うのは、勤労者のあるべき姿なんじゃないかな。

育休が明けたら、職員室のみんなに聞いてみよ。
「ところで先生にとって、仕事の報酬は何ですか?」って。

あとがき

文章の中段に『ガンガン楽しんで働こうぜ!』ってのは、この前視聴したYouTubeチャンネル「しごとリーチ!」で紹介された「3WELL」という会社から影響を受けたものです。
職員室とは全く異なるオフィスを羨む一方で、これくらいの熱量は我々も常に持っておきたいと思いました。
営業リーダーすげぇ。

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