ヨガを始める前に知ってほしい、ちょっと驚きの運動と筋肉に関係について。

こんにちは
ヨガトレーナーのKIMです。

前回はポーズについて認識、
「ポーズは味わうもの」という話をしました。

今回はポーズを“運動”として理解してみましょう。

ポーズは身体を動かしてとります。

それでは、「身体を動かす」ということについて、
ちょっと細かく話していきます。

運動とは、“筋肉で関節を動かす”ことです。

筋肉の動きを簡単に分けると
・伸びる
・縮む
・ゆるむ
の3パターンです。

言われてみると、なんとなく想像つくと思います。

さて、「ヨガ」というと皆さんは
“伸びる”筋肉の動きを一番初めに連想すると思います。
気持ちよくストレッチしている様子、
はたまた、グニャグニャびっくりするような形のポーズ、笑。

しかし、実際の人間の運動は
「伸びる」「縮む」「緩む」が“複合して作られています。”

筋肉は筋繊維といわれる筒状のバネのような特性の束が
布のように面になった形で幾重にも重なり合って存在します。

筋肉の動きと形が簡単に理解できたところで、
今度は動きの特性です。

筋肉は運動神経という脳からの神経伝達に反応して動きます。
この運動神経には、どんな特徴があるでしょう?

なんと驚き!

「筋肉を“縮める”命令“だけ”します(例外もあります)。」
意外にも、脳からの直接の命令では筋肉を伸ばせないのです。

それじゃあ、
どうやってストレッチをしているのでしょう?

答えは?

人は、伸ばす筋肉の「外側から力を加えること」
でストレッチをしているのです。

例えば
・筋肉の外側から重さをかける事で伸ばす
・外部から引っ張る事で伸ばす
・近くの(または反対)筋肉を縮めることで伸ばす

身体の動かし方のルールを知ると、
より“正確”な動作を意識できると思います。

次にポーズをとる時は、
ポーズの形ではなく、
“筋肉を縮める動き”
から意識してみてはいかが?

ヨガトレーナーとして、先生や生徒さんが”ポーズをとること”を目的にし、怪我をしてしまうことにショックを受けてきました。健康、人生の助けになるべきヨガにあってはならないことです。ヨガを実践する皆さまの力になるよう、僕が伝えられることを真摯に発信していきます。ありがとうございます。