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経営リーダーは「悩み管理リスト」でマインドセットをキープしろ!

経営というものは経営者やリーダーのマインドセットひとつで風向きが変わるもの。
従業員は「愚直に働く」というスタイルも出来るけど、指揮者としてタクトを振るう経営リーダーのマインドが右往左往していては、業績も上がらないし、ビジネスの新たな展開は生まれない。
そこで提案したいのが「悩み管理リスト」です。

経営リーダーとは葛藤する生き物

経営者というものは日々葛藤していますね。
葛藤というのは「正義」が2つ以上あるからです。
「正義」と「悪」の二律背反なら悩む必要も無いでしょう。

どちらも正解、どちらも効果的、そしてどちらも経営スタイルとして「あり」だとしたら、それは悩むのも当然ですね。


経営上の悩みと問題は同じではない

しかし、注目しておきたいのが
リアルに顕在化している「問題」と、心や頭の中で抱えている「悩み」とは
一致しないということ。

スペインの作家、セルバンテスが書いた「ドン・キホーテ」では
騎士道の世界に沼った主人公が大きな風車を巨人と思いこんで戦いを挑みましたが、これと同じことをやっている経営リーダーも数多いのです。

つまり、自分の頭や心に宿る経営上の悩みが、
悩むべき価値の無い、偽りの問題であることも多々あるのです。

したがって、経営リーダーにとって、
悩みを特定し、その正体を見極め、納得感を持った悩みを持つ必要があると言えるのです。
(空想の悩みを除外する)


経営リーダーの孤独な特性が悩みに向き合うことのハードルを上げている

しかしながら、
残念なことに経営リーダーの特性としての、「相談相手を持たない孤独なポジション」ということがネックになってくるのです。
セカンドオピニオンを持ちにくい背景から、悩みをしっかり認識するということのハードルを上げている一面は否めません。

そこで、脳内トークによる思考上の堂々巡りを避けるために必要なのが
悩みの在庫管理です。つまり「リスト化」です。


リスト化の最大のメリットは「感情」を切り外せること

悩みの客観的な評価にはこのリスト化は欠かせません。
①経営・ビジネス状の悩み
②悩みの原因は自己にあるか他者(環境)にあるか
③悩みの原因はコントロール可能か
④自分ごととしての解決策

これらを脳内トークではなく、
実際に手を動かして可視化することで、より客観的で、感情を排した評価と判断を下すことが出来ます。


例えば、「売り上げが上がらない」悩みがあるとして、
「マーケットが悪いから」という言い分があるとして、
その言い分(原因)は妥当だと言えるでしょうか??
同じマーケットで、売り上げを伸ばしている会社があれば、
一概にそうとは言えませんね?

このリスト化によって、悩みと感情を切り離して、
客観的な評価と自分事として捉えた適切な解決策を手に入れることが出来ます。

もしあなたが、悩みを切り分けできていないと感じたら、
ぜひリスト化でいち早く、感情に縛られない解決策を手に入れてみましょう。

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