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手探りの学びが知識をつくる

有益な情報がすぐに手に入る時代ですね。
SNSには「〇〇するだけで」「〇〇の時はこれを続けてみよう」「〇〇できない人はこれだけやって」といった、簡単かつ迅速に成果を出す方法が氾濫しています。

僕も年末の大掃除のときにインスタのお掃除情報アカウントには大変お世話になりました。

有益な情報の洪水は、私たちが目標に対して「やるべきこと」を明確にしてくれますし、目標に対して具体的な行動方針が決まることは、動機付けにもつながります。
インフルエンサーの発信してくれるわかりやすい「やり方」の情報は我々を大掃除に駆り立ててくれるということです。

しかし、この有益な情報を得て行動できるという過程で一つ重要な要素が軽視されがちです。それは、自分自身で発見し、学び、理解を深めるというプロセスの楽しさです。他人の経験を受け取ることで可能になる効率的な学習方法は、タイパとコスパがいいはずです。しかしそれだけに頼ってしまうと、自らが新しい知識や技能を発見する喜びが忘れ去られてしまうんじゃないかなと思います。

もちろん、すべてを自力で発見しようとするのは非効率で現実的ではありません。「考えるのがめんどくさい」こともたくさんあることでしょう。しかし、他人のアドバイスや指南に頼りきりになることで、自分が何知りたいのか?という自己理解を欠如させ、発見する喜びから遠ざかってしまうのは寂しいなと思います。

僕も、新しい知識を自分の手で発見する過程を不便だなと感じます。しかし、それにもかかわらず、好奇心を持って新たなことに挑戦し、自分なりの理解を深めることには大きな喜びを感じます。

自分史上初のことを毎年やろう

僕は毎年、一つだけ自分史上初のことに挑戦しようという目標を掲げています。
今年でいえば、新しい実験手法を身につけようと頑張っています。今までの経験が生きる部分もありますが、ネット上や経験者の有益な情報に頼りながらも、試行錯誤し、手探りの学びで技術を習得できているなと感じることができています。不便さを感じながらも知識を作っていくって楽しいです。

このような考え方は、日々の生活や仕事においても同じことが言えます。即効性や効率性を求めるあまり、自分自身で考える力や発見する喜びを疎かにしてはいないでしょうか?

SNSにあがるTO DOをこなし、テンプレートに当てはめる効率的な方法だけを実践するのではなく、自分の頭で考え、手で実践し、手探りの学びから知識を作っていく。これが豊かな生き方につながると考えて実践しています。

今日の考える終わります。


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