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ヨーロッパの語学学校で、SUSHIの偉大さと世界を知る


私はヨーロッパ某国で夫に帯同しているアラサー駐妻。

最近、現地の言葉の語学学校に通い始めた。


インターナショナルなクラスメイト達


上記にも書いた通り、クラスメイトの国籍は様々。

午前中という時間帯もあってか、夫の仕事に帯同してきていて、子供を学校に送り届けたあと来ている人が多い。


休み時間は主に英語で話しているので、私は輪に入ったり、入らなかったりする。

みんな英語も流暢で感心するばかり。

私はみんなの話に圧倒されてしまうので、気が向いたら勇気を出して輪に入れてもらうことにしている。

ちなみに気が向かず1人で過ごしていたら、もっとみんなと話しなさいと先生に注意されましたー😂

トルコ人で英語がペラペラ、みんなに話題を振るのが上手な方は、
夫がパイロットで海外生活が長く、子供の学校もインターナショナルなので、色んなバックボーンを持つ人と話すのに慣れているらしい。

授業も積極的に発言して言語習得も早く、見習うことばかりだ。

共通の話題

ヨガを始めたとか、プロテインで体は変わるとかの話の流れで、
日本食の話になった。


その時のみんなの食いつきがすごかった。

日本食だったら何が好きか?
こちらで美味しいレストランはあるか?
旅行で日本に行った時寿司がすごくおいしかった!

などなど。

教えてあげたいけれど、外食が壊滅的に美味しくないこの国で、私が提供できる有益な情報は少なく……

美味しい寿司を見つけてきたらヒーローになれそうな勢いだった。

食べ物と美容は女性にとって共通の認識なんだと再確認した。

日本人は良く思われている?

海外旅行に行った時、
日本人だと分かったら、急に優しくなった!

とか言う人いるじゃないですか。

私はこちらに住んで、その意見に懐疑的になった。

何人かわかったら態度を変えるって、良くも悪くも差別じゃないか。と思うし、

こちらで暮らしていて、住んではいるけれどアイデンティティが違う場合もあるし、ほんとに様々な背景がある人が多いということを知った。

日本人といって、日本語を話し、ルーツが日本にあることが当たり前だと思うのは、やはり日本が島国で、移民の少ない国だからじゃないかと思う。

でも、スシの一件で少し考え方が変わった。

美味しい食べ物で、その国に興味を持ってくれる場合があるのだと知った。

そして興味を持っているから、友好的に接してくれることがある。

日本食の良さをこちらで分かち合えるなんて、サイコーである。

国際色豊かだからこそ…

私のクラスには、ウクライナ人が3人いる。

英語があまり話せないので、いつも3人で固まっていることが多い。

1人、とても優しくて、いつも笑顔な女性がいる。
授業も前のめりに受けていて、誰を指名するか私が迷っていると、私を指して!と手を挙げて合図してくれてとても助かったことがある。

ある日、彼女が携帯を持って授業中慌てて外に出たことがあった。

そしてある休憩中も、携帯を持って少しでも電波のいい環境を探し、誰かと話していた。

彼の夫はソルジャーみたい。

とクラスメイトが言った。


ソルジャー、って習ったことがあるけれど、日常会話で使うことがあるのか。
というショックを受けた。

同じ教室で授業を受けていることで知り合った仲間のバックボーンは、こんなにも違うのか。

日本にいた時に感じたことのない思いが浮かぶ。

今私が見ている朝ドラ虎に翼もちょうど、戦争によって家族の日常が変わっていく話だった。

想像しかできないけれど、彼女の笑顔の裏にある様々な事情を思い、積極的に授業を受ける仲間に身の引き締まる思いがした。

こんなことで世界を知った気になってはいけないけれど、日本にいたり、引きこもっていたりしたら知らないことを知ることができる語学学校はもう少しで折り返し。

引き続き感じたことや出来事をレポートしたいと思います!

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