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パパ見知りの絶望感から立ち直るための、たった3つの方法


ー 我が家にもやってきました『パパ見知り』

人見知りが知らない人を拒絶するように、『パパ見知り』とはパパを拒絶することを指す言葉である。勿論、常にではなく、夜のみパパ見知りになる子もいれば、自宅以外ではパパ見知りになる子など、色々なパターンがあるようだ。

パパ見知りになった時のパパの絶望感たるや、ご想像いただけるであろうか?

息子が生まれてから、仕事をしながらであるものの、色々と工夫しながら、少しでも多くの時間を息子と過ごしてきたつもりである。そんな最愛の息子からの有無を言わさぬ拒絶。これを挫折と言わず、なんと言おうか。

また、パパ見知りによって、ママの負担は激増する。普段なら、パパが息子と遊んでいる時間はママの自由時間となるが、それがほぼなくなり、ママは体力的にも精神的にも疲労困憊する。

そのため、パパは拒絶によって意気消沈している上に、無力感にまで苛ままれしまう。それがパパ見知りの絶望感の正体である。

そこで、今回は、我が家にパパ見知りがやってした時に実行した”パパ見知りの絶望感から立ち直るための、たった3つの方法”をご紹介したい。今まさにパパ見知りで絶望している方や、これからパパ見知りがくるかも知れない方の少しでもお役に立てれば幸いである。

✅ ママの接し方を注意深く観察しよう

パパ見知りになってすぐは、絶望感に押しつぶされ、イライラしてしまったり、育児への前向きさがなくなりそうな感覚に襲われた。

しかし、これではいけない!と、妻が普段どのように接しているかを注意深く改めて観察してみることにした。すると、これまで同じように振る舞っているつもりでいたが、妻は僕ができていない様々な気配りをしていることに気がついた。

妻の行っていた様々な気配りの例
・あやし方のバリエーションが多い。
・日頃から声かけが多い。
・かける言葉も極力統一されわかりやすい。
・息子が驚かないよう話すトーンは一定。
・遊ぶときは、妻も全力で遊んでいる。

ご紹介したのは一例に過ぎないが、パパ見知りをきっかけに妻の行動を観察して、僕はとても勉強になったし、妻への尊敬の気持ちもこれまで以上に深くなった。

育児も時間が経てば、いい所も悪い所も定型化していくもの。パパ見知りは、これまでを育児を振り返る良い機会であり、親として一回り大きくなれるチャンスである。

また、理由なく泣かれるのは存在を否定されているようでとても辛いが、きっと子ども達は、先程の気配りのような小さな違和感が嫌で泣いているに違いない。”もしかしらこれが理由かも…”と考えながら行動を変えていった方が、理由なく泣かれていると絶望するよりよっぽど現実的だ。

パパ見知りという機会に、自分と妻は何が違うのかを注意深く観察して、どうしたら子ども達がもっと喜んでくれるのかを、子ども達の視点にたって是非考えてみて欲しい。

✅ 子どもに求め過ぎない

パパ見知りによって拒絶されたときにイライラするのは、”こんなに頑張ってるのになぜ拒否するの?”という、育児に関する見返りの感情が原因ではないだろうか。もともと育児に消極的なパパであれば、イライラはしないし、もしかしたら拒絶されていることにすら気づかないだろう。

そして、よく恋愛に関する本や雑誌などには秘訣としてこのようなフレーズが紹介されている。

ー 相手に求め過ぎてはいけない。

きっと育児も同じである。いや、育児こそ子どもに見返りを全く求めてはいけないと個人的には思っている。育児とは、親が望んでやっていることであり、子ども達は自分の気持ちに正直に生きてくれれば、それでいいのである。

だから、パパはどんな時もめげることなく、諦めることなく、実直に頑張るしかないのである。
頑張るパパへ、宮沢賢治の詩『雨にも負けず』を贈ろう。そういうものに、わたしはなりたい。

雨にも負けず
風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち

慾はなく
決して怒らず

いつも静かに笑っている

〜中略〜

日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず
苦にもされず

そういうものに
わたしはなりたい

✅ 夫婦でお互いを労わろう

パパ見知りは、パパも辛いがママも辛い。だからこそ、”いま何に辛いか”をお互いに話すようにしよう。そして、お互いを労り合って、少しでも負担が減るように励ましながら、できることから行動を変えていこう。

特に、精神的な負担はなかなか目には見えず、自分が感じているようには相手には伝わらないもの。具体的に何に対してどう辛いのかを共有できれば、対策はきっとあるはずだし、何より、”パートナーは自分の辛さを理解してくれている”と思えることは、精神的な負担をかなり軽減してくれるに違いない。

✅ まとめ

これまでご紹介してきた”パパ見知りの絶望感から立ち直るための、たった3つの方法”を纏めると、

ー ママの接し方を注意深く観察しよう
 子どもの感じる違和感の正体に気づこう

ー 子どもに求め過ぎない
 子育ては自分の意思でしているもの

ー 夫婦でお互いを労り合おう
 パートナーのことをしっかり理解しよう

パパ見知りは本当に辛いし、簡単な解決策は存在せず、継続的な努力とコミュニケーション、そして諦めない心が必要となる。だからこそ、貴重な機会と捉えて親子や夫婦の絆を深めて欲しい。

この記事が皆さんにとって、少しでもお役にたてれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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