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SUPER BEAVERの『東京』が上京8年目の私に響きすぎてる件について

4月になりまして。

私も上京して8年目になりました。

上京したての時、多分とんでもなく大きな期待と憧れを抱いてこの街にきたはずなのに、どんな気持ちだったかってあんまり思い出せないものですね。


8年経つと少しずつ現実が見えてきて

東京タワーの見えるマンションになんて普通のことしてたら住めないし

都会的な男性との出会いも何も行動しないで勝手に生まれるものじゃないし

好きなことを仕事にするっていうのはなかなか難しい。


状況を悟って挑戦を諦めたこともあるし

実らなかった恋もある。


もっとあぁすれば、こうすればって思いは絶えなくてタラレバを言い出したらキリがない。


だけど、それでもこの街に居続けるのは

終電で帰りたくないな〜と思える仲間がいたり

好きなコーヒー屋があったり

手放すにはもったいないなと思える仕事があったりするからだと思う。


現実を受け入れて、それが「幸せ」だと気づき

今の人生も悪くないかもなあ〜と満足し始めた頃

この曲を知った。


きっかけはFirstTakeでの緑黄色社会の長屋晴子さんとのデュエット。

初めて聞いた時に「うわ、めちゃめちゃ良い曲じゃん!」ってなる訳ではなく

何回か聞いて歌詞の意味を想像して、ジワジワと

ジワジワとその良さに気づいて

もうめちゃめちゃ神曲じゃん!!!ってなっている。


無機質な場所で少しずつ少しずつ思い出を重ねてる感じや

また会うことのない誰かを思い出し

そんな誰かを「愛されていてほしい人」と表現するセンス

そしてそんな人がいることを贅沢な人生だなんて…


上京して8年目の私には響きすぎました。


きっと上京して間も無くて、夢と希望しかなかった頃にこの曲を聴いても何も思わなかったんだろうな

なんでこの曲に『東京』ってタイトルを付けたんだろって不思議だったと思う。


そんな思いでこの曲を聴いているのですが

大人になると周りの景色が退屈に見えることもあるけど

こうやって大人にならなきゃ気付けない素敵なものもある訳で

少しずつ歳を重ねるのも悪くないなあと思うこの頃です。

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