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私的 名曲 10選

今日は「中二で学業を放棄した話」を、
ちょっとお休みして、2023年10月現在で
個人的な名曲を10曲、ジャンルも国内外も
有名無名も問わず列挙させていただきます。
どなたかの偶発的な名曲たちとの出会いと
なることを願い。

1. kimamori / aQo'J

変則リズ厶と気づかないほど
自然な旋律とドラマチックな曲展開。
二本のギターのクリーントーンのみで
表現された音の濃淡とベースとドラムの
力強くも繊細なリズムは水墨画が描かれて
いく様を見ているかのような佳曲。
EPにはFOX CAPTURE PLANの岸本亮が参加した
曲も収録されている。
無期限活動休止が惜しまれる。

2. known as worthless / the perfect sports

toeの模倣になりがちなインストロックで
明らかに異彩を放つギターリフの疾走感。
ファンクを根本としたドラムが作り出す
唯一無二のグルーヴは多数の同ジャンルバンドに
敗北感を味わわせた。

3.humpty empty mellow blues / 54-71

三点のみのドラムと骨太なベースが生み出す
リズムの渦中を上モノとして揺蕩うギターと
ラップ。山籠りして鍛え上げたというストイックな
バンドだが消滅し、二人のメンバーはVICEという
メディアに表現の場を移した。

4.cashout / FUGAZI

速い、うるさい、恐いといったハードコアの
イメージを覆す緻密でインテリジェンスを
感じさせるバンド。
レーベルの主であり誰からも何も言われなくても
ここまで妥協のない音を作れるストイックさを
パンクと呼びたい。

5.Soak the sin / BlindMelon

NirvanaやPearlJam などシアトルを中心に
オルタナ旋風が巻き起こった90年代初頭、
カリフォルニアから出てきた
史上最も過小評価されているバンド。
歌メロや曲構成、そして2本のギターが
奏でるフレーズの絶妙な絡みは見事。

6. AmericanPie / DonMcLean

バディ・ホリィ の事故死から
60年代のロックの歴史を8分にまとめた
映画のようなストーリーテリングの業と
心地よく韻を踏みまくった歌詞。
50年以上、誰も到達できていないロック 史上、
重要な意味を持つ一曲。

7.KICK BACK / 米津玄師

イントロのバキバキなベースから
テンションぶち上がる。
モーニング娘。のシングアロングを引用し、
マイナーキーに乗せるなど容赦なくアイデアが
盛り込まれた曲。
この人が時代に作られたのでない本物の天才だと
この曲で思い知らされた。

8. Damaged / Sass Jordan

歌い出した瞬間に鳥肌なブルースロック。
こんなに美人だと知ったのは最近です。
歌メロとユニゾンで奏でられるワウを効かせた
ギターが憎い。アルバムにはジョージ・クリントン
やスティービー・サラス も参加している。

9.坂の途中/ GRAPEVINE

文学的とはこういうことか、と
降参したくなる歌詞とジミヘン 彷彿のギター。
初期シングルのカップリング曲のため知らない
ファンも少なくないかも知れないが「望みの彼方 」
に並ぶ必聴のバケモノ曲。

10. 恋するフォーチュンクッキー / AKB48

CDが売れてた時代にリリースされてれば
音源売上歴代一位は「たいやきくん」でなく、
この曲になっていたと思う。
ファンでもなく握手券が目当てでもない人も
買っていたことだろう。
この先、何十年後も埋もれない超名曲。


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