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雑記『青春18きっぷと犯した禁忌』2020.8.31

どーも。某大学生のきむです。

今日は友人たちと「青春18きっぷ」旅行をしてきたので、それについてまとめていきます。

しかしこの話をするにあたって、私が大きな過ちを犯したことを付け加えておかなければなりません。禁忌に触れたのです。その大いなる力には抗えなかったのです。

概要:旅の行程

京都

竹田城跡

舞鶴

敦賀

京都

いざ都落ち

前日ワクワクしすぎたのか、21時にお布団インして寝れたの翌日の1時、気象は5時という、実質4時間しか寝ていない私、眠い体に鞭打って集合場所へと向かいます。

そうして朝6時、駅に集合する我々。
ほぼ半年ぶりの再会ということもありテンションの高い一行は、早速都を離れ播磨国へ。青春18きっぷはいわゆる「普通列車」しか乗れないため、このように早朝集合やダッシュ乗り換えが多発することで有名(私調べ)

竹田城跡へGO

ということで、はるばる古都から神戸、須磨、姫路などを経由して電車で揺られること約6時間、兵庫県は朝来市、竹田城跡にやって参りました。う~ん、都落ち!

いや、光源氏が須磨に行ったとき、妻に会えないつらいって泣いてましたけど、いまの我々からしたら京都と須磨は新快速でかなり近いイメージなので少々ギャップを感じつつ、先人に圧倒的感謝。電車凄い。人類は偉大
これをこの日幾度となく感じることになるとはこのときまだ思ってもいませんでしたが。

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さてこちらが竹田駅。近辺の(THE・田舎の)駅に比べて大変情緒があり、「らしさ」を感じる。全てが「駅」の字に詰まっている、そうはおもいませんか??

古都を朝早くに出たけれども、当然ここに着く頃には太陽はとっくに登っており、「やんごとなき暑さ」でもうしんどい。ただ京都ほどの蒸し暑さは無く、「ふ~ん、やるやん」など謎の目線からの感想を垂れ流す私。

ここから何を血迷ったのか、我々一行は標高約300m、実距離800mの山道を徒歩で越え、竹田城跡へ至ろうなどと考えたのです。バスがあるのに。バスがあるのに。(大事なことなので2回言いました。)

そのときの私にこう言いたい。

今ならまだ間に合う......!引き返してバスに乗れ......!

しかし、忠告を聞かない愚か者であるところの私は、「徒歩で行こか」という友人の提案に元気よく「うん!」などと返答する始末。もうね、アホかと。

こうして、「第1回!チキチキ!熱中症一歩手前地獄の登山RTA」がスタート。

しかも登山口では「もうこれから上には自販機無くて、俺が最後やけど、買っとく?熱中症に気を付けてなwww」といわんばかりの自販機が。どんだけつらいんやって。
しかし愚か者の私はお茶を持っていたため華麗にスルー。500mlのたった半分で足りると思っていたのかな??

さて、最初の100, 200m(登山にありがちなあと○○mの標識による)はそこそこ快調なものの、300m地点あたりで「いやつらくて草」などと思い始め、心拍数が上がっていることを感じ始める私。

半分である400m付近で休憩するものの、地味に朝食べた「こんぶおにぎり」「鮭おにぎり」の胎動を感じ始めます。

お前たち、まだ生まれてはいけない……

この慈愛に満ちた心で子たちを落ち着かせ、いつのまにか残り数口になってしまったお茶とともにもう半分を登り始めるも、「うーん、無理!w

全身のいろんなところからいろんな汗が出るわ出るわ。

あと白シャツにわけわからん木の実的なの付着するし。やめーや。

それでも決死の思いで料金所に辿り着き、ついに到達した山頂。ちなみにお茶はもう無く。でも、そこにあった竹田城跡は圧巻の一言。

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なんてすっきりした光景でしょうか。「夏」、圧倒的「夏」......!!!

空の青さ、白い雲、木々の緑、眼下に広がる人々の営為、そして目の前の古き石垣......

まるでジオラマのような城下の風景を見下ろしながら、こんなところ(とはいえ銀山が近く、交通の要衝でもある)に石垣を積んで山城を建てた「数百年前の人々」に想いを馳せずにはいられません。

まあ私はそれどころではなく、山頂が開けてるせいで日陰が少なく、やっぱりクソ暑いなとは思ってたんですけど。50:50くらいかな。

さて、一通り全体をぐるっと回って楽しんだ後、そそくさと下山。
というのも、青春18きっぷ旅でこういう地方に行くと、電車の本数問題があるので、遅れるわけにはいかないのです。

足がなぜかガックガクに震えながらもなんとか下りきり、適当な自販機で「ポカリスエット」を購入します。

このポカリの美味しいこと。大塚製薬の株主になりた~い、そう本気で思います。体調不良や運動後のポカリは最高だぜ。ちなみにアクエリアスは見当たらなかった。

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あと竹田駅の近所にこんなのも見つけました。

私「Is this him????」

He?「ハハッ! ボク、ミッ〇ーマウス!!!」

なんか世界で最も有名な喋るネズミの映画俳優を幻視した気がしたけど、その後、駅前にみんな大好き「SEVENTEEN ICE」を発見。
我々一行は揃って「ソーダフロート」を購入。
ええ、SEVENTEEN ICEの唯一絶対の正解はあのソーダフロートです。そうですよね???? 
まぁ、異論は認めましょう。どれも美味いよ。

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うめえ〜〜〜〜〜〜〜!!!

暑いときのアイスほど美味しいものはありません。-24℃の甘露たるや。

暑さゆえに一瞬で食べてしまい一同はまた電車へ。この地方にある列車はディーゼルカーだから、振動がいいね。某Dの一部のアトラクションに似た振動を感じ、人知れず興奮する私。

いざ舞鶴方面へ、と行きたいところですが、まずはお昼ご飯のため福知山に向かいます。

福知山のマックを許さない(逆恨み)

こうして我々一行は福知山駅に到着。
ここで昼食をとることに。しかし、誰一人「福知山」といえば!というグルメを知りません。ていうかある?

「ほなマクドナルドにしよか。」雑な決定で近所のマクドナルドへ。
ちなみに私は「マック」派。「マクド」派とかいう異端は帰って、どうぞ。(宣戦布告)
公式が「マック」って言ってるじゃん?

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ダブルチーズバーガーセット(withファンタグレープ)を食べる。

しかしここで思わぬ誤算に気がつきます。

そう、マクドナルドがあまりにも寒い。

そう、我々は今しがた竹田城跡への登山を終えたばかりで、全身上から下までくまなく汗びっしょりなのです。
おのれ愚かなマクドナルドめ。冷えるやろがい。

いえ、着替えを持っていたのに着替えなかった私こそが本当に愚か者だったのですが。

そんな汗だくの状態でスーパーアルティメットガン冷えクーラーの直風を浴びる私。

汗が全部冷え、さらに気化熱で私の体温を急速に冷やしていきます。

そして外は30℃後半の熱さ。

この短時間で熱⇔冷を幾度となく繰り返し、4時間睡眠からの竹田城跡登山熱中症的な感じで追い込まれていた私の体調は「逆転サヨナラ満塁ホームラン」一歩手前。

しかし、私はそれにまだ気がついていません。まだしんどくなかったのです。

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まさにこれ

ここでランチを済ませた我々一行は、当初の予定通り舞鶴港へ寄ることに。ちなみに私は艦これで舞鶴を知りました。まあ艦これやってないんですけど。

舞鶴、お前と戦いたかった。

そうして福知山から舞鶴への電車の中、私はあることに気がつきます。

頭痛が痛い

いや、「頭が痛い

ッスーーー

あれですねえ…「4時間睡眠の弊害か…?今めっちゃ眠いしなあ…」と思った私は、常備している「イブクイック」を服用。

しかし、いくら待てども頭痛は治まらぬ。なんなら吐き気もしてきたが?おお、まずいかもしれない。

そんなこんなしてるうちに舞鶴へ到着。

赤レンガ倉庫を見たり、自衛隊の艦艇を見たり、ミリオタではないけどもなえかちょっとテンション上がります。

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工作部 #とは

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赤レンガ倉庫群(横浜以外にあるの知らんかった)

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艦艇たち。かっこE

しかし!そんなことは全く知らない頭痛さんは私をどんどん苛んでいく始末。曇天と私の気持ちが見事にリンクしてます。こういうの小説描写で見ますけど、リアルに私がそうなるとは......

さて、このとき時刻は16時。この後は敦賀に移動して夕食、解散は22時以降?という予定であったため、私は訝しんだ。

これ…無理ちゃうか…?

ということで、

「私はここで離脱します…ほな、また…」

とまさかの敗北宣言。

さては貴様、青春18きっぷの禁忌に触れたな!? 

こうして私は特急で京都駅へ帰ることを表明。

そう、青春18きっぷ旅行最大の禁忌、有料特急券購入を決めてしまったのです。これは一部乗り換え激難区間以外ではやってはいけないんですよね~。まあ実際にそういう規定があるわけではなく、一部界隈でささやかれている青春18きっぷ旅行の非公式なレギュレーションみたいなもんですかね。

すると、心優しい友人たちはともに京都に帰ろうとする!!!ので、ヲイヲイ、と固辞するものの、結局一同で京都へリターンすることに。

なんと心優しい友人なのでしょうか、私の体調を慮るばかりでなく、どの特急で帰るかなども調べてくれました。

心の底から「ありがとう」という感じですが、正直しんどいのであまり余裕はありません。

なんとか諸々合わせて3400円で特急券を手に入れ、特急「まいづる」で京都への帰路につきます。

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これが私の禁忌の証拠です。大変な罪を犯してしまいました。そればかりか、友人にまでその罪を着せる始末。大罪人だあ。

あーあ、このような青春18切符への裏切り、冒涜行為を働いた私には、もう二度と青春は訪れないでしょう。(一度でも訪れたのか?という話はやめてください。泣いてしまいます。)

その後、
あのとき福知山で着るべきだった着替えの服」に着替え、

寒いかもしれないからと念のため持ってきていた長袖の上着」を着用し、爆睡。

こうしてみると、全て避けられた事案な気がしなくもありません。最初の竹田城跡登山にしても、運動不足が露呈した結果なので。
やっぱ半年外出自粛してると、全部下手になるんですかね。おのれ567。(違う)

さて、貴重な特急をただ無為に寝て過ごせば、さすがにかなりマシに。多少頭痛はするけど吐き気は消えた。

そうこうしているうちにたった1時間半で京都へ着弾。私は無事帰宅したのです。いやー、電車って、人類ってすごいですね!!!

-完-


旅の感想

さて、まずは今回共に青春18きっぷ旅行をして、私が罪を着せてしまった友人たちに最大の謝罪と感謝を込めて、この記事を書き上げました。本当にありがとう。

また、体調があまり良くない中、「毎日投稿してるしな…」とこれを書いてしまった私は本当に愚か者です。(さすがにホテルハイタワーⅢ世ほどではないかな?)

今日はしっかり寝て、ゆっくり休み、回復に専念します。
(翌日追記:体熱いけど割と回復しました。たぶんすぐ治ります。ご心配をおかけしました。)

いや本当に、健康こそ最大の宝だと再確認した8月でありました......

あと、顔用の日焼け止めと、汗に強い日焼け止め、日傘、サングラスの購入を決意した一日になりました。

そうそう、今回の反省を踏まえ、今度からリングフィットアドベンチャーで体力元に戻したいと思います。雑記シリーズにまさかの定期コーナー登場です。乞うご期待?

それでは今日はこのあたりで、またね。

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【余談】

実は趣味でサイクリングしてて、よく一緒に行く友人から「お前また途中でしんどなったん?ハードな旅行向いてへんやろwww」とお叱りの言葉を頂戴しました。

いや、あの、その友人とのサイクリング中に「体調悪化→途中離脱(DNF)」を幾度となくやらかしてきたので、その友人はいちばん「理解」しているがゆえなんですけどね。すまんて。

その節は大変お世話になりました。今年中には超健康ムキムキ人間になるから許して.......

以上


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