新卒デザイナー志望さん、新人デザイナーさんにWeb業界10年のデザイナーが伝えたいことwith Love...
ごあいさつ
こんにちは、株式会社RelicでUIデザイナーをしている、きむかなです。ポートフォリオ的な記事はこちら。
最近は本当に目まぐるしく、痛ましい事件や出来事が起こりましたね。
インターネットチルドレンを自称し、インターネットを愛し、インターネットに愛された私でさえ「いったんネットやめたろ」と思ってしまいます。
情報は必要な時に自分から取りに行けばいいわけで、あまりにつらい時は支障のない程度にネット回線をぶち抜き、Wi-Fiも断絶しましょう。あとスマホも貸し金庫とかに預けてください。
さて、この記事は新卒デザイナー志望の方か、新人(2年目くらいかな?)デザイナーの方へ向けて書いています。ミドルやシニアクラスの方には当てはまらないと思います。すみません。
私は今年から所属している会社の採用に関わらせていただいています。
中途採用の方のカジュアル面談から、新卒の方の面接まで担当し、とくに新卒デザイナー志望の方に対してぜひお心に留めてほしいと思うことが多くなり、この記事を執筆した次第です。
前置きが長くなりましたが、あくまでもこれは私の感想です。
ファクトもなければエビデンスもない、私のエモーショナルな気持ちです。
だから鵜呑みにする必要もないです。カップラーメンにお湯を注いで待つ3分間に読むぐらいの気持ちでどうぞ。
美大卒じゃないとか、肩書にこだわらないで
あなたもWantedlyとかGreenとか、IT系の求人サイトをご覧になりますよね。私だってWantedlyで転職先を探しました。
で、気づきました。
UXデザイナーとかUIデザイナーとかBXデザイナーとかグラフィックデザイナーとかとか…デザイナーの肩書が多すぎるんだが???
私はデザイナーとしてのキャリアをWeb制作会社からスタートしました。その時の肩書はWebデザイナー、その後に転職したインハウスではコミュニケーションデザイナー。今の会社ではUIデザイナーです。
でも実はやってること、あんまり変わりません。
厳密に言うと変わりました。
Webデザイナーだった頃は代理店受けの仕事が多く、コーポレートや採用サイトがメインのクライアントワークです。その中で紙ものやバナーも作りました。
コミュニケーションデザイナーだった頃は、自社のブランディングに絡んだアウトプットを作成し、LPや展示会の看板などを手掛けました。
現在はUIデザイナーとして、プロトタイプ作成におけるUIデザインが主な業務ですが、新聞広告やポスターも作ります。
細かい違いはありますが、Web業界10年目を経ても、肩書で大きくアウトプットするデザインが変わった気がしていません。
つまり肩書は会社に与えられるのです。
デザイナーとして名乗る限り、私たちはいろいろな手段でのアウトプットを求められます。
なんでこの話をしているかと言うと、お会いする学生さんで総合大学(美大ではない大学)の方々が全員と言っていいほど、「自分は美大卒ではないから、グラフィックデザイナーじゃなくてUIデザイナーの方がいいのではないか / 会社の役に立てるのではないか」とおっしゃるからなのです。
違う、そうじゃない。
あなたが本当に何をやりたいのか、どんな会社へ就職したいのかを大事にしてほしい。
そんなこと言ったら、私も総合大学卒で新卒では経理事務をやってからデザイナーになりましたし、いろいろな経験を経て素晴らしいデザイナーになられた方をいっぱい知っています。安心してください!!!
声を大にして申し上げますが、あなたの経験はすべて無駄ではない。コンプレックスに思わないでくださいね。
技術を磨き続けることができれば、得意不得意はあれど、だいたいなんでもできるようになります。
もう伝えたいことがいっぱいで太字の嵐です。
選ばれているという気持ちが願望を薄くさせている
おそらく日本の就職活動は私が現役だった頃から、あんまり変わっていないのではないかと思います。
だからあえて言いますね。
「私は御社のお役に立てます!選んでください!」という気持ちは、今すぐ燃やしてください。
選ばれているという気持ちはあなたの素敵な本質と、大切な願望を薄くさせていると思います。どーんと「よーし、選ぶぞ!」という気持ちで就活をしてください。
あなたがしなければならないことは、どこか自分を拾ってくれそうな会社から内定をもらうことではありません。
この流動的で次々トレンドの変わるIT・Web業界の業界研究と会社研究です。
リクルート系の情報サイトでもセミナーでもさんざん言われていることかもしれませんが、まさしくこれに尽きます。
さっきも申し上げましたが、肩書は会社から与えられます。私がシニアキャリアにも関わらずUIデザイン未経験でUIデザイナーとして就業できたのは、Relicが私のような経歴のデザイナーと事業の親和性が高かったからです。
だからこそ、選んでください。たくさんある選択肢、あまたある会社から選ぶのです。
スタートアップなのか、メガベンチャーなのか、インハウスかクライアントワークか…プロダクトは何なのか。
条件や先輩の声が書いてある採用サイトだけではなく、コーポレートのコンテンツもきちんと読みましょう。上場企業ならIR情報を閲覧してもいいかもしれないです。
採用サイトはあらゆるプロたちがあなたの属性に刺さるように総力を結集して作られています。そりゃ素敵に見えると思います。なので、本質的なところを分析したいなら会社をきちんと表すコンテンツもちゃんと読んだ方がいいです。
そしてこの会社でデザイナーとして就業するなら、何をするのか、何ができるのかを想像してみましょう。
希望する会社がWeb制作会社なら、基本的にはあなたの仕事はLPやWebサイトのデザインです。
しかしそれが直クラ(お客様と直接やり取りする)なのか代理店受け(代理店のディレクターを挟んでお客様とやり取りする)なのか…で仕事のやり方も違って来ます。
もしかしたら、Webサイトだけじゃなくプロダクトのデザインもやっているかもしれません。
あなたの叶えたい姿、なりたいデザイナー象を描ける、働く姿を具体的に想像できる会社を選ぶことが大切です。
ほら、ここまで読んだら気持ちが変わって来ませんか?
あなたが「本当に望むことはなんだろう、それを実現できる会社を選ぶんだ」と能動的に動くことで、世界はまた違った見え方をするでしょう。
もちろんご縁がないこともあります。でも落ち込まないでくださいね
あなた自身を否定したわけじゃなくて、面接官と担当者は会社とあなたの親和性や適性を見ています。
実際、私も本当に優秀な学生さんだけど弊社向きではない…という方へお断りしたことがあります。
だいたいの会社さんは新卒や新人の方をポテンシャルで判断しているはずです。
ポートフォリオのクオリティは高いほうが嬉しいけど、そこだけを見ているわけではありません。
「うちの会社で輝いてくれるかな?成長してくれるかな?」という点を強く見ています。
自分の会社へ理解を示し、叶えたいことを言語化している方は魅力的に思えます。
そんな感じで、Relicでは新規事業開発という世界で、UIデザイナーとして輝きたい23卒のデザイナーさんを募集しております!
まずはカジュアル面談から、ざっくばらんにお話をしませんか?
Relicはいろいろな経歴を持つ多彩なデザイナーが所属しています。
もちろん中途採用の方も募集しておりますので、どうぞお気軽に!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
スキをしてくださった方には私のどうでもいい情報をお知らせします。