起業時代!ブランディングのための自分づくりとは!? 〜下準備編〜

理学療法士として病院に就職。生活習慣病の予防法の研究のため大学院へ進学。大学院で研究するもっぱら、大学の研究開発部門で医薬品・医療機器の開発に関するプロジェクトをマネジメントするプロジェクトマネジャーに。
その後、研究成果を活用したベンチャー ヘルスケアエイドを創業。周囲からは何をやってるかわからない。理学療法士のくせに。とか散々言われました。

それでも何を言われようが自分のことは自分で決める!と決心して、安定思考よりもまだ見ぬワクワク思考を取り入れ、ゼロからのスタートを切った。

あの時どんなに否定されようとも自分が選んだ道自分のリアルだし、この経験を積み上げることで成長できると確信。

そんな決心をしたのも理学療法士としての下地があったからだと感じています。

ですので、これからステップアップやピボットを考えている方に少しでもご参考になれば嬉しいと思い、下準備に当てた時間について書きます。


あなたは理学療法士という仕事をご存知でしょうか?

簡単にいうと、理学療法士とは病気やケガにより運動機能が低下した、または予防するために運動機能の維持・向上を目的に運動療法、徒手療法、物理療法などを用いて治療を行うリハビリテーションの専門家です。

理学療法士とは

理学療法士になるためには専門課程の養成校に入学し、臨床実習を経て、国家試験に合格すると理学療法士と名乗ることができます。

医師とは違い初期研修制度の法的な根拠はないため、研修制度の有無は医療機関によります。

ですので、就職先によってすぐに現場に立たされることもあれば、研修後に試験を行ったうえで現場に出れるか判断されるといったケースもあります。

私の場合、後者の病院に就職しました。

理由は、下記の通りです。

・臨床実習でお世話になった病院(内情が把握できた)
・リハビリスタッフが100人を超えていた(スタッフの数だけ治療手技をみれる)
・臨床と研究の両立が可能(社会人大学院への理解がある)
・院内バレー大会があった


ちなみに、私たちの頃は国家試験の合格発表は5月でした。

えっ?
国家試験の合否がわからなくても就職できるの?

って思いますよね。

昔はできたんです。仮に不合格であっても助手という立場で雇用され、次年度の国家試験に向け、現場と座学を両立して準備を整える。
今ではないでしょう。
私の時代は理学療法士が少ないため、需要があったのです。

合格発表前までは助手的扱いですので病院によって対応はまちまちです。
私は院内研修で内科、外科、介護など様々な領域のリハビリを体感し、自分の進むべき道を考えていました。
でも、血気盛んな私は患者さんを良くしたい!オレが治すんだ!という思いが日に日に増してきます。研修終了後もひとり立ちさせてもらえないことにイライラを募らせていました。

そりゃ、そうですよね。

今思えば危なっかしい新人を好き勝手やらせるわけにはいかないですから。😅

で、7月になって初めてひとりで受け持つことができた患者さんがいました。

この方との出会いが僕の今をつくってくれています。

その方は脳疾患で入院されていました。いわゆる脳卒中です。

脳卒中になると左右どちらかが自由がきかない運動機能障害が現れますので、急に自分の身体が思うように動かないため混乱されます。

私は初診のご挨拶のため、カルテで基本情報を頭にいれベッドに向かいました。

「はじめまして。〇〇さんを担当させていただくことになりました。リハビリのきくちです。」

患者さんはすぐ返答してくれました。

「先生、オレの左手と左足が動かないんだ。これじゃ、仕事ができねぇ。はやく治して帰らせてくれ。」

切実な心からの声に私の心が震えました。

絶対に動ける身体にする。

まずは、ベットから起き上がることができるように動かなくなった左手と左足を最大限に動かせるように促通していきました。

ベッドから起き上がれたら次は自分で立つこと。そして、車椅子に座ること。歩くこと。など、ひとつひとつ目標を設定して、そのためにやるべきことを患者さんと一緒にチームとなってクリアしていきました。

リハビリの時間は患者さんとマンツーマンなので、色々なことをお話しします。

そんな日々の会話の中で忘れられない言葉をかけられました。

「私は仕事ばっかしてきた。明日動く身体があればいいと思って。身体には気を使わず好き勝手やってきた。今になって後悔している

「もっと、健康に気を使っていればな、、、」

きくちさんともっと前から知り合いになってれば自分も変われたかな、、、」

衝撃的でした。

私は理学療法士です。理学療法士は障害のある方に対して運動機能の向上を目的に治療を行います。ですので、障害の原因となる病気を予防しようとは思ってもいませんでした。

しかし、この患者さんの「もっと前」、つまり身体が動いているときから病気のリスクなどを把握し、どのように行動変容していくかをサポートすることが大切なことなんだと気づきました。

でも、1年目の私にはそんなことはできません。まずは、理学療法士として目の前の患者さんを良くするために日々努力しようと決意しました。その経験を積み上げていくことが将来的に予防に活かせることができると信じました。

その積み上げた経験から生活習慣病の予防の介入法のスタンダードを作り上げたいという思いを心にしまいながら臨床に没頭していました。

この臨床に没頭した時期にやっていたことです。

・収入の1割は専門書を購入
・自己啓発のための時間をつくる
・共感できる仲間をつくる
・医師、看護師など他職種との飲み会を企画
・こいつバカなやつだと思われようが自分の意見を言う
・将来の予測図を描く
・自分を高めてくれる人をそばに置く
・今やりたいことやる

と、以上が自分をつくりあげるために行ってからきた下準備のようなものです。ご参考になれば嬉しいです😃😊😆

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