記事一覧
2024.05.09
幸せという感情を本当の意味で知ったのはいつだろうか。そう遠くない日のような気がする。
生きる意味はと聞かれたら、思い浮かぶのは高校生の時の自分。誰かに生きる力をもらったように、多くの人の想いに支えてもらったように、次は自分自身が誰かの力になれることを望んでいる。誰かの支えになれることを心から願っている。
つらいことも悲しいこともあるかもしれない。でも、楽しいことや嬉しいことに出会うかもしれない
移ろい #4 | Essay
今日は一日体育館に行って練習していた。
家の隣の公園の桜は、昨日や今日で満開になった。
今まで書いたことがない倒立のこと。
一か月ほど前から、サーカスアーティスト/コーチの杉本峻さんに指導を頂いて倒立の練習に力を入れている。
まっすぐの倒立も、膝を抱えた形の倒立も、コントーションのように背中を曲げた形の倒立も、それぞれ長くとまれるようになった。
倒立に必要なスタミナや筋力がついて、手や腕、体全体
移ろい #3 | Essay
今日は一日体育館にいた。隣の市の塩釜体育館で練習していた。
来月の体育館の広報に載せたいので…と今日体育館の職員さんから取材を受けた。いくつかの質問にお答えして、冬の発表会で作ったパフォーマンスもお見せする運びになった。冬の発表会の時より技が安定したスーパーマンや他の名前のない技がパフォーマンスで決まった。よかったなあと思う。
練習をしているとき、隣には地域の卓球サークルの方々がいらっしゃった
移ろい #2 | Essay
今日は晴れてとてもいい天気だった。雲一つない青空だった。あの日もそうだったろうか。
2011年、私はとても幼かった。昨年、地域紙の河北新報に、ある経験談が何日にも渡って特集されていた。3月11日、津波に呑まれながらも助かった方の証言だった。
他にも当時のことを見聞きして、どれほど事が大きかったのか、悲しみがどれほど深いものだったのか、その片鱗を知った。
地元は多賀城という街。市の駅前には「多賀
移ろい #1 | Essay
明日は明日の風が吹く
そんな言葉が頭をよぎる。
今、宮城にいる。そして、近くの体育館へ通ってシルホイールを練習している。理由は、後の記事で書くかもしれない。
体育館へ行くたびにシルホイールを組み立てているから、組み立てるのがとても速くなったという冗談は置いておこう。
「夜明けのすべて」という映画を見た。
原作の本の空気感そのままだった。心や体が自分の思い通りにならないつらさを抱えているけれど、
ひだまりのように。| 歩みを紡ぐ #8 | Essay
12月16日,17日は、サーカス学校の冬の発表会だった。2日間とも天気に恵まれて、ありがたいことにあわせて170人を超える方にお越しいただいた。
発表会で披露した演目は、夏と同じくシルホイール。4分のパフォーマンスに夏からのおよそ4カ月半の過程を詰め込んだ。
今回は、描きたいテーマをもって作品をつくった。それは「ひだまりのようなあたたかさ」。シルホイールが自分のかたわれとなって、シルホイールと
歩みを紡ぐ #7 | Essay
たくさんのものごとが力をくれる。
一週間と少しの間、いつよりも増してそう感じていた。
今までに出会った音楽も、どなたかの言葉も、
私自身の心をおだやかにしてくれた。時に、向き合うべきものに向き合う勇気をくれた。
そして、たとえ体の調子が揺れることがあっても、しんどいと思うことを感じても、その思いに呑まれることなくいられるのは、今日や明日に笑顔でいられる時間があるのは、本当に多くの人のやさしさに
歩みを紡ぐ #6 | Essay
ここ一カ月くらい、練習での疲れを除けば体の調子がいい。
少し前まで、どうしても自分では調子を保つことが難しい時があった。おそらく体のリズムが関係していて、調子の崩れてしまう日々をなんとかやり過ごすということが2,3年ほど続いていた。
毎日の練習や仕事に支障がないくらいには元気でいたいと思って、自分の調子に向き合うことにした。結果、体はとても穏やかな感じ。よかった。
元気をなくしているときに支えてく