忘れないように、心にメモる

あなたは、親しみやすくて、誰からも話しかけられやすい人だったかも知れない。同時に、お人好しな面があって、たまに人に騙されたりしたことは、人には言いづらくて、秘密にしていたり。

こちらのあなたは、口が悪くてイジワル〇〇、なんて言われていたかも知れない。同時に、こっそり、海の向こうに住む子供達のために、コツコツ寄付をしていたことは秘密にしていたり。

そこのあなたは、まだ生まれて数年だったかも知れない。まだお母さんが好き、お父さんが好き、そんな感覚だけ覚えて過ごしていたかも知れない。

かと思えば、あちらのあなたは、可愛いし、快活と思われていたかも知れない。でも事実は、心の基盤が不安定で、いつも言いしれぬ不安を抱えていたのにそれをひそまし、笑顔を見せていたかも知れない。

他にも、
一人、
一人、
どんなに、苦しかったか

苦しいか

生きていくよりマシだと思って、安堵で、意識が遠くなっていったかも知れない。

数ではなく、
一人、
一人、

どんな人が、そこに、いたか。

【参考画像】 日本国内の感染者数（NHKまとめ）, https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/ (2021年3月28日閲覧）

何もなければ今日生きていた＿＿＿＿人。

誰もが、決まっていないはずの残り時間を楽しめるように、動ける。
どうにかできたものもあった、ある、と想う、と想像する、
「何を選択するか」ということを持って、数字と、向き合う

そのことを留めて動くためのメモ書き。
コロナに限らず、生死に限らず、国に限らずー