【コート・ダジュール🇫🇷】フランス最大のリゾート〜南仏ニース

ニースはとても小さい街ですが、コート・ダジュールで最も有名な観光地です。
美しい気品のある街は「リヴィエラの女王」とも呼ばれています。
海岸線La Promenade des Anglais（プロムナード・デ・ザングレ）はイギリス人の遊歩道という意味です。イギリス人に避寒地としてニースは人気で、その裕福なイギリス人たちによって遊歩道が建設されたため、この名前がつけられました。

わたしKikoは、およそ22年前この街に住んでいました。
当時、まだ通貨はフランで（物価はいまよりずいぶん安かったです）、トラムも走ってなくて、無差別テロの脅威もなく、海辺で昼寝したり、海岸沿いのベンチで本を読んだり…とてものんびりとした生活をしてました。

3年前の2月にフランス（プロヴァンス〜コート・ダジュール）に「母娘ふたり旅」しました。
ニース訪問の目的は「カーニヴァル」です！

毎年2月なかばに2週間にわたり開催され、世界中から約100万人が訪れます。
フランス最大のカーニヴァルで、リオやヴェネチアと並んで世界3大カーニヴァルといわれていますよ。

たまたまむかしの写真を見ていて、カーニヴァルの写真が出てきたので、また行きたくなって母を旅行に誘いました。

ニースのカーニヴァルの見所はパレードです！
毎年「〇〇の王」というテーマが決められ、そのテーマにそってデコレーションされた山車によるパレードが行われます。
勝手にフランス版ねぷた祭と呼んでいます。←全然違いますけど笑

パレードは2種類あります。
ひとつは「Bataille de Fleurs（花合戦）」です。
これは、色とりどりの花々で飾られた山車の上から、華やかなコスチュームの美女たちが花を観客席に投げる、というようなものです。特に、南仏の春の象徴ミモザがたくさん投げられます。（花粉症の方、お気をつけくださいね）

もうひとつは「Corso Carnavalesque（カーニバルパレード）」です。
このパレードには昼版（Corso Carnavalesque）と夜版（Corso Carnavalesque Illuminé）があります。わたしは夜のパレードを観賞しました。
ド派手にデコられた山車が次々と通過します、その合間にはダンスやマーチングなど、様々なパフォーマンスが見られます。
地元の学生さんのパワーあふれるダンスパフォーマンスが最高でした！

カーニヴァルといえば、花吹雪！といっても過言ではないくらい、花吹雪が舞います。これは始まる前に1袋いくらで売ってたりします。わたしは、地面のを拾って投げるスタイル（無料なので）で投げまくりました。

カーニバルの見所と最大限楽しむためのポイントを3つ紹介します

【まずは基本の料金体系について基礎知識】

チケットは、パレードごとのバラ売りとForfait 2 spectacles（2つのパレードの観賞がセットになったもの）があります。
注）Forfait 2 spectaclesは「土曜日は不可」で「指定席のみ」

また、指定席と立見とあり、料金が違います。
Tribuneは指定席（ひな壇）のことです。座席指定ができます。早く買えば最前列の席が取れます。
ZoneA（マセナ広場）とZoneB（アルベール1世庭園周り）は立見となっています。

ポイント①：花合戦は、このTribuneとZoneBのみ販売されますが、ZoneBがおすすめです。その理由は、なんといっても美女の投げた花の観客同士の奪い合いに参加できることです！（←違う）
おすすめの観賞場所は海岸沿いプロムナード・デ・ザングレの中盤あたり。道が広いので、過密になりすぎません。

ポイント②：カーニバルパレードを見るなら、ZoneAが絶対おすすめ！
立ち見なので、入場をちょっと早めに済ませて、場所取りしましょう。
最前列確保できたら最高です。すぐ目の前を山車とダンサーが通過します。
どこからか子どもが来たら、残念ですが場所を譲ってあげましょう。

ポイント③：カーニバルパレードの全体や山車を写真やビデオに撮りたいならTribuneがおすすめです。
指定席＆座り観賞なので、よく見えます。その際は最前列確保しましょう。
セルフィーとスマホ掲げ撮影にはご注意くださいませ。

「花合戦」と「カーニバルパレード」両方を楽しむには、土日の滞在がおすすめです。
というのも、昼のパレードは日曜のみの開催なんです。
土曜に花合戦と夜のパレードを観賞して、日曜に昼のパレードを観賞すると、すべてのパレードが見られます。

今回ニースでは2つのホテルに宿泊しました。
1つ目は、Le Jardin Albert 1er（アルベール1世庭園）向かいにあるホテル。
庭園側のテラス付きの眺めのいいお部屋を予約しました。お天気がよければ、もっと素敵だったんですが…一応ホテルからの眺めはこんな感じでした。

この辺りは、中心街や旧市街、海岸にも近いので、観光にはもってこいです。
ニース空港発着のバスも海岸線沿いのバス停からありますので、便利です。

そして、2つ目はプロムナード・デ・ザングレ海岸沿いの最上階のテラス付きルーム。ジュニアスイートとかそんな部屋だったかと思います…記憶あいまい。

母がのんびり海を眺めながらモーニングコーヒーを飲んでました。

ニースはメジャーな観光地なのでおすすめのスポットはガイドブックで簡単に見つかるので、カーニヴァルをポイントで紹介してみましたがいかがでしたでしょうか？

南仏は、1〜2月でも天気がよければジャケット1枚でもいいくらい暖かく、外の観光も楽しめます。
冬は比較的旅費が安いシーズンなので、おすすめですよ。

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