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【香りのする本】#41

”子どもと遊ぶ”が仕事の
小児の作業療法士ミキティです。

私には
”知ってもらいたい家族がいる”

私が関わる障がいを持つ
お子さんとその家族。
その家族のストーリーから
いつも沢山の学びがあります。

その一部を皆さんに
知ってもらいたくて綴っています。
(過去の投稿はコチラで読めます)

その中の6つのストーリーを
一冊の小さな本にまとめ、内緒で
そこにちょっぴりの仕掛けをしています。


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1.先着2000名様にほんの少しサプライズ

1月30日(土)から
全国一斉無料配布している
「知ってもらいたい家族がいる」

今回の小さな家族の本を
応援してくれる人の中に
名刺に香りをつける友人がいます。

その人は甲斐 万智子さん。
無料配布が始まる1ヶ月も切った頃。

「みきちゃんに香りでエールを送りたい」
「ページを開いた時に、
ふわっと香りがしたら
嗅覚の感覚にアプローチできる」と。

そうして急遽決まった
香りの栞(しおり)づくり。

手書きのハートとマルの形を
何度も書いて、データー送る。
それがロゴマークと重なり一つになる。

その栞を手に取った親子が
一緒に形を選んで
ハサミでゆっくり切る。
目と手の協応の練習にもなるように。

パンチで穴をあけて紐をつけて結ぶ。
ドアノブにかけてもいい。

そんな小さなことを
楽しむ家族時間を過ごして欲しい。

デザイナーが入り
香りの栞企画をはじめてから
入稿するまで丸2日。
猛スピードで裏企画が進み始めました。


2.「noteを読んだ時から決めている」

セラピストの彼女が選んだ香りは「オレンジ」

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もともと果実は
おしべめしべ からできる。
お父さんとお母さんから
子どもが生まれるように。

「オレンジ」もそうだ。
「オレンジ」にはこの他に
子宮温かさという意味もある。

そこにはまさに家族がある

彼女はその香りを何度も調合し2000枚、
一枚一枚、丁寧にベースの香りを塗布し、
乾燥させ、また別の香りを上から重ねる。

神戸から札幌まで配送される時間、
香りが飛ばないように
一枚一枚、袋に詰めて送ってくれた。

連日の徹夜の作業。

届いた栞の段ボールから
優しい香りが漂い、
部屋中に温もりが感じる。

私はその特別な栞を
本のタッチケアのページに
そっと挟む。

「開けた時に
どんな反応してくれるだろう?」
とワクワクしながら。

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3.全国一斉無料配布開始。


すでに手にした方から、
「漂う香りにびっくりしました」
「この香りとともに、
いろんなご家族の物語を知る」
「最後の感覚遊びまで読み終えて、
この仕掛けの素晴らしさに気がつく」

そんな嬉しい香りのコメントも。

小さな本の配架先は
特設サイトをご覧ください。

もし、栞が入っていなくても大丈夫。
一緒に香りも梱包しています。
かすかな柔らかい香りを楽しめるはず。
本のそばで深呼吸してみては
いかがでしょうか。

小さな本を手にした方が
温かい気持ちになりますように…。

エムズコドモシッティング 
子ども専門の作業療法士
みきてぃ

作業療法士(OT)は 実は子ども達のサポートも しているリハビリ職。 これらの記事が読んで頂いた方の 子育て・療育のヒントになればと思っています。 子ども達は今この瞬間が 生きてきた人生で一番成長している時。 記事を通してみなさんと 関わる事が出来たら嬉しいです✨