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暑い日のベイク!

 昨日から無性にケーキを焼きたいと思っていました。でも、木曜日といえば朝市の前日で、家中のどこを探しても食材が最も乏しい日。金曜日の朝市で新鮮な食材を買って作ろうと心に決めていました。

 今朝はいつもより早めに家を出ました。天気も良さそうだし、ぐずぐずしていたらあっという間に気温が上がってしまいそう。坂をのぼって遠い方の朝市に行く予定なのでなおさらです。

今日の戦利品たち
バナナ屋のおじさんは、「来週の水曜日は祝日。ここいらで家族とゆっくり過ごしたいから、次の金曜日はお休みするからね」と知らせてくれました

 基本的に私が朝市で購入するのは、野菜や果物のみ。肉類は肉屋さんで買いますし、魚は別の朝市で夫が見繕ってくれることも。これで1週間分。週の途中で何かを買い足すことはほぼありません。(肉や魚などはまとめ買いした時に小分けにして冷凍します。)何もかも値段が上がったようで辟易したのですが、これだけ買って100レアル(3000円)ほど。日本のスーパーでの3000円って割とすぐですよね⁉︎時折耳にするNYの物価高など、まるで別世界のお話のようです。

 因みに、私がこちらに移住した約30年前は、ハイパーインフレの金融政策で、通貨が変わったばかりでした。1ドル=1レアル。当然のことながら100レアルならば100ドルの価値がありました。1ドルは100円の時代です。ところが、今や100レアルは20ドルにしかならず、日本から輸入される食品の高いことと言ったら。。ドルを持ってこちらに来られる方々にとっては、何もかもが安く感じられるに違いありません。


*** 

 

 さて、この辺で今日のケーキのお話です。今朝手に入れた食材の中からニンジンを使うことにしました。バナナケーキのようにヨーグルトは入れず、粉と砂糖、卵、植物性の油を混ぜて焼くだけの、簡単なケーキです。



キャロットケーキ(Bolo de cenoura)

材料

ふくらし粉入りの小麦粉  1カップ半
砂糖 半カップ(今回の分量です。お好みで加減してください。)
卵(小) 3個
エクストラバージンオリーブオイル他、植物性の油 1/2カップ
ニンジン(中) 1本 すりおろす
ライム 1個分の搾り汁
チョコチップ 半カップ

私の適当レシピより

 レシピは何かを参考にしているなら引用しますが(権利の問題があるので)、こちらは私が本当に毎回適当に作っているものなので、今回は無し。


作り方


チョコチップ以外の全ての材料をミキサーでガーっとする。

生地にチョコチップを混ぜて型(25×12×6)に入れて、240-260℃に熱したオーブンに入れて約30分焼く。


 もしくは、ミキサーにはかけないで泡立て器でひたすら混ぜる(今回の私のやり方、洗い物が減る。)でも同じように出来ます。特別な材料は要らないし、難しいことは何もありません。ホットケーキミックスがあればなお簡単。

 今回はチョコチップを混ぜ込んだのでしませんでしたが、ブラジルのキャロットケーキはチョコレートがけが定番のようです。ネットで見ると、粉砂糖がまぶされていたり、クリームチーズでコートされていたり、キャロットケーキといえど色々ですね。奥が深い。皆さんはどんなキャロットケーキがお好みでしょうか。


ケーキの焼き上がりの匂いは堪りませんね
今回はミキサーにはかけませんでしたが、ニンジンの存在は気になりません。ニンジン嫌いさんにもおすすめ


カフェと共にオヤツにいただきました☕︎

 

***


 
 サンパウロは先週木曜日のお盆の日は肌寒く、上着が必要なほどの陽気でしたが、その翌日から暑さが戻ってきました。金曜日には恐いほどの夏の嵐が吹き荒れて、翌朝にはこんなことに。

この時にちょうど人や車が通過していたらと思うと...…

 もともとクッピンと呼ばれる羽蟻の被害で弱っていた木かもしれません。この日はあちこちで倒木が目立ち、いつもの公園も閉まってしまいました。場所によっては亡くなられた方々もいらしたとか。電線が切断されれば停電は避けられないし、復旧にはそれなりの時間がかかります。そう度々あることではないのですが、自然の猛威の恐ろしさを思い知らされた一件でした。

 サンパウロの今週末から来週にかけての予想最高気温は37℃とか。今年の夏はエルニーニョ現象の影響で暑くなりそうで、あまり経験のないことに、今から戦々恐々としています。

こんな長閑な景色が夕方には一変する日々が、2月の終わり位まで続きます

 

【おすすめミュージック】

 大江千里さんのTorch。皆さん、気分あげあげ⤴︎⤴︎で良い週末を〜!




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