MacBookPro(Early2015)のバッテリーを交換した話
1. Ubuntuで遊びたい
Linuxの本を読んでいて、「実際に触ってみたいな~」そう思っていたが、
これ以上機材が増えるのも、散財するのも、メインPCに余計な機能を追加させるのも嫌で、どうしたものかとなかなかアクションをとれずにいた。
そんなある時、"銀色の鉄の塊"が目に入った。
閃いたのだ。
「MacBookProをデュアルブートすればいいじゃん!」と。
大学生の頃は、このMacBookProをめちゃくちゃ使っていたのだが、
最近は使用頻度も減った上、
バッテリーも酷使し過ぎたせいで膨張してしまっており、
もう使うことは少ないだろうなと思って、棚にしまっておいたのだ。
2.デュアルブートに挑む→成功
まずは、目的のUbuntuがインストールできなければ話にならないので、そちらを先に着手した。
特に、ディスクのパーティション分割に時間がかかった。
データが入ったままだと分割が上手くいかず、一度初期化を行ってから、バージョン更新を行い、そこから分割・復元作業を行ったからだ。
ここで感じたこと。
「Ubuntu速ぇッ!!」「CUI操作気持ちええ!!」
3.バッテリーを注文する
さあ、問題はここからだ。
電池のある製品をいじる時は火事・感電の可能性があるから怖い。
Youtubeを見て、なんとなくやり方はわかったので、さっそくAmazonに飛んだ。
丁度タイムセールのタイミングだったので、速攻でポチった。
そしたら、翌朝届いた(速過ぎだろ…)。
4.蓋を開けてみる
(うわあああ!! パンッパンに膨れ上がってるゥッ!!!)
ねじを外した瞬間に分かった。カバーが飛ぶ勢いだったからね。
こんなに頑張ってくれてたんだね、って感謝の気持ちと、
ちょっとでも傷つけたら発火するんじゃねえかって恐怖心と、
隙間なく配置されたチップの海へのトキメキと、
いろんな感情が沸き上がってきた。
5.コネクタを外してみる
バッテリーと基盤をつなぐコネクタが全然取れない。
「くそ!動画と全然違うじゃねえか!」とか言いながら、最後はニッパーで外した(ありゃ人の手じゃ無理だぜ…)。
他のチップに干渉する恐れがあるので、テコの原理もここでは使わない方がいいと考える。
6.粘着テープ外し
バッテリー交換動画をいろいろ漁る中で、この工程が一番時間がかかっていて、難しそうだなと感じていた。
皆さん、ホットガンを使ったり、アルコールを使ったり、無理やり捻じ曲げたり(←( ˘•ω•˘ )こんな顔で見てた)、
いろんなやり方でバッテリーを基盤からはがしとっていたようだった。
しかし、私の準備期間より大幅に早くバッテリーが到着したことから、そのようなアイテムを持っていなかったので、手持ちの工具を漁ってみることにした。
すると、こんなものが出てきた。
「値札はがし」だ!
確かに、昔使った記憶がある。これでやってみるか…。
成分を調べたところ、
石油ナフサ、ノナン、メチルシクロヘキサンが含まれているとの事。
外のシートが溶けて発火する可能性も0ではないだろうなと思い、十分な消火機器を準備の上、作業に取り掛かった。
するとどうだろう、意外とすんなりとれるのだ。
もしや、アルコールよりいいのでは?とも思った。
リスクを抱える時間を最小限にするため、淡々と手を動かした。
なるべくバッテリーを傷つけないようヘラを動かし、取り外しに成功!
端子を絶縁し、保管した。
7.替えのバッテリーを装着する
外すときと逆の手順を踏むだけだ。
ねじの長さが場所によって異なるので、そこだけ頭を使う必要があるかな、といった感じ(ポジションを忘れても、全部試せばいいだけ)。
最初に取り外したバッテリーと基盤をつなぐコネクタの接続が、またしても固くて難航した。
勇気を出して、親指でグッと押し込めば、なんとか入った
(端子のピンが合ってなかったら、基盤ごとオシャカになるから怖いんだよ)。
この造形美を見てくれ!!
Appleすげえな…。
8.起動してみる
ドキドキしながら電源ボタンを押してみる。
\デーンッ!♪/
うおおお点いたアアアアッ!!!!!
めちゃくちゃバッテリ持ちがいい!
しかもPCを閉じた時に、ちゃんと"パタン"って音がする!!
それに、キーボードが膨れ上がってない!
普通のPCに、とても感動した。
やはり、頑張って作ったものや、直したものって愛着が湧くなあ。
「これからもよろしくな!」
9.次の目標
次は、iPhoneのバッテリ交換をやってみたい。
防水や、Qi、tapiticなど、さらに細かく複雑なのは承知の上だが、
俺の好奇心は、誰にも止められないのだ。
「OSが決まってるからスマホは買い換えたほうがいい」ってのは分かってるけどね(笑)
ではでは。
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