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朝っぱらから興奮が定まらず、コンビニで映画を観る夢を見た

興奮が覚めやまらぬまま目覚まし時計を破壊する、そんな悪夢に目を覚まされた私は寝起き早々にiPhoneを手に取り、Windows Meを注文した。

寝ぼけていたわけでも、過去に戻りたかったわけでもない。私はただ自分を取り戻したかっただけだった。それでも世界でたった一人私だけが時代に乗り遅れたWindows Meのパソコンを背負って野良仕事に出かけるというのはつらく、寂しい出来事だった。せめて私が私でなく私たちだったら、と思いMeをWeに書き換える私たちであったが、上書きすればするほどにパーソナリティが破壊されていくだけだった。だから私たちは思いきってオープンマインドな人物を装って、意識と感情を世界中の村人たちと共有することにした。

この村には昔から公共のパブコンが一台あったのだが、40年ほど前、小説家を自称する黒衣をまとった青年らしき人物によって強奪されてしまった。その後すっかり忘れ去られ、今の子供たちはその存在すら知らないほどであったがつい最近になって突然件(くだん)のパブコンが元通りに戻されていたのである。傷や汚れ一つなく、それどころか以前よりも綺麗にさえ見える状態で、まるで40年間ずっとそこにあったかのようにごく自然と村の風景に溶け込み、そのせいか村人たちの中にはその存在に気づかない者もいたほどだ。(単にコンピューターに関心がなかったのかもしれないが)

つづく(のか?)

ーあとがきー
昨夜は酒を飲みすぎたせいか、早く眠りに落ち、今朝5時頃にいかがわしい内容の悪夢に驚きおののいて目を覚ましましました。

今朝は台風のような空気が漂っていて、災害時のようにアドレナリンが湧き出し、二度寝しようと思っても興奮して寝れませんでした。日曜や祝日になると私の中の子供が興奮し出して、何も楽しいことなんてないのにも関わらず遠足に行く子供のようにワクワクしてしまいます。(皮肉なことにそのワクワク、普通の大人との感覚の違い、現実と妄想の落差が私が常々「4にたい」と思う原因でした)

以前なら興奮して朝っぱらから知人の方にメールを送りまくったり、ネットの出会いを求めたり、072-をしたり、突然ドラゴンクエストシリーズの3〜8のいずれかをロールプレイし始めたりしていたのですが、さすがに過去の失敗から反省した私は今日は自粛し、LINE掲示板に「死にたい人LINEしましょう」と書き込む程度で済みました。

それから私はホットドッグを食べながら冷めたココアをレンジで温めようか迷いながらも30秒とて待っていられない病気の私は冷たいココアを飲みながら昨夜禁煙を誓ったにもかかわらず平然とタバコを3本立て続けに吸い、GWは何をして過ごそうかという、昨日すでに結論の出ていた議題を持ち出して何度も反復横跳びをしながら我を忘れたように繰り返し考えごとに耽っていた。

その後またベッドに戻って過去の栄光に浸るために一眠りしようと思ったが興奮して眠れない。そこでまた起き出して、先ほど朝食と朝の一服をしたばかりであるにもかかわらずコンビニへ行って肉まんと禁断のカフェインを購入しました。

そんな双極性障害とADHDの症状を嘆いた記事を書くつもりだったのですが、脱線して昨夜観たスティーブン・キング博士による「ダーク・タワー」という名の、30年に渡って連載された細長い小説を原作とした同タイトルの映画の影響からこのような記事になってしまったことを太くお詫びするとともに、おめでとう、とまでは言わないまでも、おつかれさま、尾田栄一郎さん。どうか安らかに眠ってください。どうもありがとうございました。とだけ言い残して、この辞世の句を閉ざされていただきます。合併🙏🏻

次週は休載させていただきます。
20/21号にて連載再開!

解説

スティーブンにしろ、翻訳者の尾田さんにしろ、30年間にわたって過去を引きずり続けるって本当に尊大ぶってるというか、素直に尊敬しますね。ONE PIECEはまだ30年は経ってないか。キング王が闇に染まったのがもう40年前、つまり立役者であるこの私が生まれる数年前のことで、2013に書き終えたわけか。2013年といえばオレは失恋のショックで自32を図って精神病院に入院する支度をしていた頃だったな…あの頃は太かった。

キングもイチローもADHD的ではあるんだろうが健常者よりのADHDといいますか、健康第一のADHDっていう、めずらしいタイプの人民なのでしょうね。ADHDの方たちって、私もそうですけど破滅的で破壊的で自虐的で怪我したりすることも多いじゃないですか。その結果自尊心低くなって物事をすぐあきらめてネットで文句しか言わなくなったり。だから私は素直に海賊キングを尊敬することもあれば、ツバを吐き捨てることさえありますね。そう、クズなんですよクズ。私たちはみんな性根が腐ってるんです。

私は王や栄一のような長期的な人生計画が出来ないから、「Dark One」のようなライフワークと呼べるようなプロジェクトはちょっと恥ずかしくて出来そうもない。とある大きめのプロジェクトを計画してはいるが、それも数年で達成出来るレベルのものだし、30年も一つのタイトルを続けるってのは並大抵のことではなくもなく、暇さえあれば何でも出来る、そんな気にさせてくれる作品です。

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