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男性特有のケモノ臭。

風邪をひくと汗をかく。身体を休めるためにベッドで横たわる時間が自然と長くなる。汗をかいて長時間布団の中。するとどうなるでしょう。

クサくなる。


くさ、くさ、くさ、くさ。
自分でわかるのだ。あぁ、今の私はクサい。

男性特有のケモノ臭がする。あぁいやだいやだ。

昨日、疲れた身体で妻と一緒に家事をした。その場では特になにも言われなかった。がしかし、いよいよクサいのが気になったので「ちょっとシャワー入ってくる。このケモノ臭を落としてくる」と言うと妻は「あ、クサいの気づいてた?」と言う。

傷つく。


妻は言う。

「ほら、風邪のときの旦那が動くとなんか残り香がね、フワッとね、ケモノがふわっと、ほのかに香るもんね」

そうなんだ。


そういえばクサいおじさんっているよな。あれはなんなんだろう。クサい人はなぜクサいんだろう。小太りの人に多い気がする。逆におじさんでも、痩せ型の人からはケモノの香りはしない気がする。

小太りの人ほどクサい、と書くのは偏見だろうか。偏見だな。これは怒られる。



たとえば私に娘がいたとする。

娘がある程度の年齢になると「パパくさい!」とか「きしょい!」と言うようになる。これは異性間の親子にとっては遺伝子的にとても当たり前の反応で、要するに、娘はお父さんを嫌うようにプログラムされている。その代表的なものが「匂い」である。

娘はお父さんの匂いを嫌うのだ。

これは遺伝子のプログラム上、仕方のないことだからまだわかる。なのだけれど、このいまの私。風邪をひいて汗をかいてベッドにいて。その匂いがする。いやな匂いがほのかに。

この匂いがなんとも嫌だ。

これはどういうことだ。いつでもポジティブでありたく、自分の全てを愛したいのに、このニオイだけは好きになれない。クサい。クサい。自分自身なのに嫌だ。


そういえば高校生くらいのときに、部活を終えて家に帰り、お母さんの前を歩いたときに言われたことがある。

(ホワンホワンホワーーーン)

私「ただいま〜っす、ういーっす、今日は疲れたなぁ〜、あ〜パキパキだぁ(スタスタスタ)」

母「おかえり〜。……って、くさっ! ケモノくさっ! あんた! みたいなニオイするわぁ! くさっ!」

ええっ!? そんなに言う? 熊みたいなニオイってどんなニオイだ? 母さんは熊のニオイを嗅いだことがあるのか? 



こういったニオイを排除するためには、適度な運動、健康的な食生活、体型管理が大事だ。大事なんだけど、負荷がかかることはしたくない。めんどくさいから。


でも、クサいのはいやだ。

クサいのはいやだなぁ。


〈あとがき〉
クサいです。この記事、まるで私が風邪をひいたときだけクサい、みたいな書き方なのですが、おそらく普段もクサいと思います。33歳ですから。そのクサさを受け入れて何かを改善せねばなりません。今日も最後までありがとうございました。

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