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ガッカリ恐怖症

ガッカリさせるのが苦手だ
もっと広く言えば悲しんでほしくない

だから頼まれごとを断れない

嫌われるのが怖いからとか
反抗的に見られたくないから
という理由で断るのが苦手な人は多いと思う

もちろんそういう理由もあるが
僕自身が辛い思いをしてきたから
相手に感情移入しちゃうのが強い

感情移入してしまう
たかだか「プリン買っておけばよかった」という冷蔵庫を開けたときの相手の台詞さえ
僕が気が付いて買っておけば相手は残念な思いをしなくて済んだのにと考えてしまう

相手のガッカリに敏感なのだ

しかも
相手の期待に答えられなくてガッカリさせてしまうこと以外もたくさんある

「みかん食べたいなー」という
相手の何気ない一言でも
みかんを買ってくれば喜ぶ→なら買ってくるか
に変換される

甘やかしていると言われれば否定はできない

ただ僕としては全く甘やかしているつもりはない
ないというか言われるまで意識もしなかった

そして対象となる相手が広い

出会いがあるとどんどん増えていくから
人と会いたくない時期もある

大変だと自覚はしているのだろう
しかし止められはしない

たまに優しいと言われるが
僕は劇薬か毒物だと思っている

気を付けなければいけないのは
ズルい人に使われてしまうことだ

一緒にいるとパワーを奪う人がいる

うまく言えないが毒親みたいなものだ
街なかにも溢れている

いくら頑張っても頑張っても
元気がなくなっていく

期待に応えても答えても
満たされるものが無い

見返りがなければやらないのか
なんて言う人もいるが
ご飯が与えられないまま働き続けたら死んでしまう

この場合はうつ病になる

だけれど
僕はガッカリさせてしまうのが苦手なので
ハマってしまうと抜け出すのが大変だ

過去にも色々ハマってしまって
不眠症やら何やら引き起こした

抜け出すのはとても辛かったけど
頑張ったおかげで昔より楽になった

ガッカリさせるのは辛い

辛いけど…
ガッカリさせないように
努力する相手は少なくていい

気まぐれ