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世界王者・昌磨くん、金メダルおめでとう!

こんにちは、ぱんだごろごろです。

一昨日、3月26日土曜日の夜、

宇野昌磨選手が、とうとう世界一の座に就きました。

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長かったですね、おめでとう。

6度目の挑戦にして、悲願の世界一です。

思えば、世界選手権で、二度続けての、銀メダル、

間の平昌オリンピックでも、銀メダル。

口さがない人たちから、「シルバーコレクター」と言われても、

「2位になることが、どんなに大変なことか、自分はよく知っているから」

と、意に介しませんでした。


平昌オリンピックから2022世界選手権へ


しかし、見る側としては、やきもきするところはあるのですよ。

「順位よりも、自分の成長」という、昌磨選手の意図は十分わかるのですが、

平昌オリンピックで、チャンスがあったのに、あと一歩のところで、つかみ損ねてしまいました。

あの大会では、ネイサン・チェン選手がまさかの失速、

羽生結弦選手も本調子ではなく、

食い込むなら、今だ! という好位置に見えました。

それが、フリーの演技初っ端から転倒、

あとは立て直して、鳥肌がたつような、見事な演技を見せてくれたのですが、

それにしても惜しかった。

順位や結果、点数にこだわらないのは、

天衣無縫な彼の良さですが、

それが、結果として、掴める栄光をつかみ損ねることになるのでは、

彼のフィギュアスケート選手としての人生に、

禍根を残すことになるのではと、一抹の不安があったのです。


それが、今回の世界選手権では、見事、三度目の正直で、栄光をつかんでくれました。

最初、ネイサン・チェン選手が出場すると聞いたときには、

優勝は難しいな、と思っていました。

ところが、怪我を回避するために、チェン選手が欠場することになり、

俄然、優勝の可能性が浮上してきたのです。

今度こそは、と思いました。

決して、鍵山優真選手を軽んじているわけではなく、

北京オリンピック後、その鍵山選手と、北京のリンクで、仲良く練習を続けている、という情報とともに、

オリンピック本番では、ミスが出てしまったフリーの「ボレロ」を、

練習で、すべてのジャンプをクリアに跳びきった、という情報を聞いたからでした。

これは、行けるかもしれない。

オリンピック後の世界選手権では、モチベーションを保つのに苦労する選手が多いものです。

昌磨選手は、逆に絶好調なのでは?

そう思うと、期待も高まるのでした。


いよいよ世界一へ


そして、一昨日の土曜日の夜遅く。

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いよいよ最終グループ。

日本人選手、三人の出番です。

友野一希選手は、急な出場で、緊張があったのか、

ショートの結果が良くて、それが逆にプレッシャーになったのか、

ジャンプにミスが出てしまい、惜しかった。

鍵山優真選手も、トリプルアクセルにミスが出たものの、

頑張って滑りきってくれました。

さあ、いよいよ、宇野昌磨選手の番です。

4種類、5本の4回転を組み込んだ、最高難度のプログラムです。

出だし、ボレロの重厚な音楽にのって、ポーズの取り方も、滑りもなめらかです。

さあ、一本目!

最初の4回転ループは、申し分のない出来栄えでした。

続く4回転サルコーも、ため息の出るような、見事な出来。

次はコンビネーション、4回転トゥーループから、2回転トゥーループの連続ジャンプになりました。

ちょっとつまずいたかと、ひやっとしましたが、何とか大丈夫。

トリプルアクセルも余裕があります。

スピンやコリオ・シークエンスのあと、後半の4回転は、フリップです。

決まった!

あと、4回転は、一つ。

4回転トゥーループ、着氷が乱れました。

何とかこらえて、単独の4回転に。

あとは、トリプルアクセルから、シングルオイラーをはさんで、3回転フリップ、

3回転が、1回転のフリップになりました。

残念!

でも、ここからが、最後にして最大の見せ場

スピンのあとは、ステファン・ランビエールコーチ自らが、振り付けたという、ボレロのステップです。

もう、テレビ画面に食い入るようにして、見つめました。

「ステファンコーチに喜んでもらえるような演技をしたい」

宇野昌磨選手が語った、その望みは、果たして叶うのか!?

イーグルから身を起こしての、華麗なフィニッシュ。

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リンクサイドで、そのランビエールコーチが、両腕を拡げてのガッツポーズ!

叶いました!

おめでとう!

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1位、優勝とわかっての、キス&クライでの感激に浸る二人。

良かった、良かったね、

昌磨くん。

おめでとうございます。

これで、名実共に、世界王者です。

追われる立場になるわけですが、

彼はいつだって、高みを目指す、

進歩と挑戦をやめない選手。

これから、どこまで上にのぼっていってくれるのか、

楽しみに見守ろうと思います。

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私が、宇野昌磨選手を応援するようになったいきさつは、こちら。

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