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Photo by
shirokuma_kirin
春駅物語
こんにちは、ぱんだごろごろです。
しろくまきりんさんの、この企画。
『春駅物語』
この言葉を、初めて見た時に、心に浮かんだのは、
『春は馬車に乗って』
という、昔読んだ小説の題名でした。
1926年に発表された、横光利一の短編小説です。
この題名だけを見ると、明るいイメージがありますが、実は、登場する夫婦は、辛い現状を抱えています。
暗く殺伐としたやり取りの末に、物語の終盤で、夫婦のもとに、知人から、スイートピーの花が届きます。
この花を見て、『どこから来たの』と訊く妻に、夫は、
『この花は馬車に乗って、海岸を、春を撒き散らしながらやって来たのさ』(うろ覚え)
と答えます。
そして、静謐なラストシーン。
![](https://assets.st-note.com/img/1678449950075-2nPCeU6Hbt.jpg?width=800)
『春駅物語』
上記の連想から、私は、『春駅物語』に、花のイメージを重ねていました。
一方、春に、駅から旅立つ、ということ
他方、春の駅で起こる、さまざまな物語
そういう解釈もわき起こり、
『春駅物語』という、しろくまきりんさんの、美しい言葉を、ゆっくりゆっくりあたためているうちに、とうとう最終日になってしまいました。
何か作らなくては。
妄想しているだけでは、いけません。
![](https://assets.st-note.com/img/1678451036006-WeNQK9YqQa.jpg?width=800)
春は汽車に乗って、
駅から旅立ち、
沿線に春を撒き散らしながら、
どこまでも進んで行った
![](https://assets.st-note.com/img/1678451771560-gCH7Kj9Mln.png?width=800)
【花の都々逸】
すみれ むらさき
![](https://assets.st-note.com/img/1678451942242-YPMCnx6A6s.png?width=800)
なのはな きいろ
![](https://assets.st-note.com/img/1678452059155-tpd7ne9CeV.png?width=800)
さくら うすもも
![](https://assets.st-note.com/img/1678452157209-xPFKwKQs3J.png?width=800)
りら ライラック
![](https://assets.st-note.com/img/1678452325165-vr20ZZw0tf.png?width=800)
紫色にも、色々ありますね。
★すみれ色
★藤色
★ラベンダー
★ライラック
★パープル
★バイオレット
春色の花の中
春色の君を見た
春色の服を着て
春色の汽車に乗り
春色の駅から、旅立って行った
![](https://assets.st-note.com/img/1678454093373-Q9s5qE69Vq.png)
すべり込みセーフでしょうか。
しろくまきりんさん、
よろしくお願いいたします。
![](https://assets.st-note.com/img/1678454261589-j9UspTnU5A.jpg?width=800)
今日も最後までご覧になって下さって、ありがとうございました。
春はすぐそこまで来ていますね。
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