架空小説書き出し集　そして私は書き始めた

まえがき

初めまして。架空小説家の悠です。
今回、これまで書き溜めてきた架空小説書き出しの一部を、この場をお借りして公開させていただくことにしました。

書き始めたのは、お笑いコンビ・ラランドのニシダさんの架空小説書き出しを拝読したのがきっかけです。あえて小説の書き出し部分しか書かないことで、その先の物語は無限に広がります。つまり、物語の行く末は読者に委ねられるということです。

僕は、結末が曖昧な作品が好きなのですが、それは自分で結末を考える余白があるからです。なので、ニシダさんの架空小説書き出しを拝読したとき、こう物語が進んでくれればいいなとか、この語り手はどういう人生を歩んできたのだろう？と考えて、わくわくしたのを覚えています。同時に、自分も書きたいと思いました。

このような経緯があり、稚拙ながら今回noteで『架空小説書き出し集　そして私は書き始めた』を公開させていただくことにしたのです。

全18作品、それぞれ異なるジャンルの架空小説書き出しを執筆しましたので、想像力を働かせて読んでみてください。そして、登場人物を物語の最後まで連れて行ってあげてほしいです。

あなただけの物語が生まれることを祈って。

2023年5月某日　雨上がりのテラスにて
架空小説家　悠