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2022.03.13 大学4年間できっと強くなった私の振り返り

今日で4年間働いた職場を退職した。大学4年間、短かったようで長かった。(本音)思ったよりずっとずっときつかった。何度も泣いた、何度も辞めたいと思った。それでも続けてきた。私の母は、なんでも継続しなさいというタイプの人間だった。

今までに記事でも書いたことがあるかもしれないけど、私は奨学金を借りて大学へ行かせてもらった。入学する時に母と約束したことがある。私たちは、奨学金を一括で返済する。

その約束から4年。とてつもなく長かった。毎月、毎月決まった額を貯金する。その貯金額を見て「あの可愛い服買えるのに」「遊びに行けるのに」と何度も何度も思った。バイト先の大学生は、みんな貯金なんかせず遊んで楽しそうに笑っていて、羨ましく思ったりもした。

奨学金って聞こえはいいけど、借金なんだよね。18歳の時はなんとも思わなかったけど、22歳の今の私なら理解できる。4年間借りたお金を返すことの、稼ぐことの大変さが身に染みて分かる。そしてもう、ローンなんて組みたくないとも思う。

今月私は4年前の約束を果たし、無事一括返済した。やり切ったという感覚はなく、解放されたんだと正直思った。

今日まで何人もの奨学金を借りていない大学生と出会った。親に感謝してる人もいれば、当たり前のように大学へ通っている人もいた。苦労せずに社会に出る人がいいのか、はたまたその逆がいいのか。私にはどちらがいいのか分からない。それでも私は、お金の大切さや稼ぐことの大変さが理解できた。

アルバイトの話に戻ると、私は何度も何度も辞めようと思った。だけど奨学金を返すという約束のため辞めるわけにもいかなかった。沢山稼げて、働きやすい環境は他にはなかった。

4年間レールの上を走ってきて、後ろを振り返ってみる。長く辛い道のりだったけど、なんだか山の頂上に着いた気持ちになる。母が言っていた「何でも続けることが大事」という言葉の意味が今分かる。続けることはそれを辞めた時、次のステップのバネになる。何より自信になる。

「ああ、続けてきてよかった」心からそう思う。4年間お疲れ様の気持ちと、やっと終わったという気持ち。この気持ちを忘れないようにここに綴る。


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