2021.11.04. いつか逢えると信じて

もしも願いが叶うなら何を願うだろうか

今日夢にあの子がでてきた。顔も所在地も本名も分からないあの子。なのに夢ではすぐに「○○ちゃんだよね？」と気付いて嬉しくて泣いていた。あの子の事の出会いはTwitterだった。思い出す限り人生で一番どん底だったあの日、寄り添ってくれた優しい彼女。優しくて温かい言葉で私を何度だって慰めてくれた、大丈夫って背中を押してくれた。私はその子が大好きでたまらなかった。出逢いはネットで顔も何もかも知らないけど本当に会ったことがあるような感じがして誰にも話せなかった悩みを唯一彼女にだけは話すことができた。

だけど彼女は今年の一月に姿を消した。なんの前触れもなく一瞬で。

それからもうすぐ一年が経つ。私は私なりに日々を刻んできて、自分が生きやすくなるように試行錯誤してきた。最近は余裕すらも見える。自分を客観視できるようになって、人に優しくもできる。勿論、自分を責めてしまう癖もだんだん治ってきて、自分に優しくできるようになった。

そんな風に今、楽しく過ごせているのは紛れもなく彼女のおかげだ。彼女がいるから今の私がいる。彼女のまあるい言葉に救われたのだ。何度だって。去年の自分が今年の自分を見たらびっくりするだろうなあ。頑張ったねって、成長したねって言ってくれるかな。それとも、まだまだって負けず嫌いの私が口を挟むのかしら。彼女はなんて言ってくれるかな。

今年も笑顔で締めくくれたら幸せだ。残り二か月を大切に過ごしていかないとね。

もしも願いが叶うなら私はもう一度だけ彼女に会いたい。伝えたいことが山のようにある。一つ一つゆっくりと蓋を開けるように彼女がいなくなって起きたこと、私の話、彼女の話をしたい。ありがとう、大好きだって伝えたい。そしていつまでも祈ってる、彼女がどこかで元気に生きてくれたらと。

いつかばったりどこかで逢おうね、私たち友達でしょう。

「彼女ともう一度逢えるなら」、それが私の願い。