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マーケティング視点で考える。web3とAIの交点とは
最近、IVS京都に参加する機会がありました。そこで得た洞察と、日頃の業務を通じて感じたWeb3とAIの現状について、マーケティングの観点から考察してみたいと思います。
web3の現在地(個人的に感じたこと)
Web3の現状:
IVS京都では、昨年から大きな変化は見られませんでした。新しいサービスや画期的なイノベーションは見当たりませんでした。
特に日本では、Web3とAIを組み合わせた革新的なサービスはまだ目にしていません。
これらの観察から、一見するとWeb3は衰退したのではないかと思われるかもしれません。
企業の反応:
しかし、多くの企業がWeb3を推進したいと考えていることを実感しています。
この現象は、Web3の可能性がまだ十分に認識されていることを示唆しています。
ちょっと余談ですが..。
とある Web3 企業の代表者との会話で「インターネットの未来とは?」という話題について話したことがあります。
SF 映画のテクノロジー描写: これまでの SF 映画で描かれている未来の世界のテクノロジーは、AI、XR、ブロックチェーンといった現存する技術の延長線上にあるものがほとんど。これら以上に革新的なシステムや技術を描いた作品は、実はあまり存在しない。
「人間が想像しうるものは、今後つくられるもの」: 私たちの想像力が、未来の技術や社会の姿を形作るという考え方です。
この洞察は、技術の進歩と人間の想像力の関係性を考える上で非常に示唆に富んでいます。Web3やAIの未来を考える際にも、現在の技術の延長線上だけでなく、まったく新しい可能性を想像し、追求することの重要性を教えてくれます。
Web3とAIの交点
話は逸れましたが、Web3とAIの交点を考えるときに、定義を揃えておきましょう。
Web3 = 分散型
NFT = 証明
AI = 整理と推論
これらの概念を組み合わせると、以下のような可能性が見えてきます:
リアルデータの学習:
AIは既にWeb上のデータをほぼ学習し尽くしました。次のステップはリアルワールドのデータ学習が考えられます。
テスラのFSD(Full Self-Driving)のように、実世界のデータを収集し学習することで、AIはさらに進化すると考えられます。
ユーザー行動の把握:
リアルワールドでのユーザー行動を把握する手段として、NFTが有効になる可能性があります。
これは、デジタル世界のクッキーに相当するものをリアルワールドで実現することを意味します。
分散型マーケティング:
NFTの保有データを分散して管理することで、中小企業や自治体など、様々なステークホルダーが協力して大規模なマーケティングキャンペーンを展開できるようになります。
パーソナライズされたコミュニケーション:
AIがNFT保有者のインテントデータを整理し、デジタルとリアルの行動データを学習することで、個々の消費者に合わせたコミュニケーションが可能になります。
コンテンツの爆発的増加:
AIによるコンテンツ生成能力により、これまでの何万倍ものコンテンツが生み出される可能性があります。
多言語翻訳も容易になり、グローバルマーケットへのアクセスが広がります。
著作権の新たな形:
AIによるコンテンツ生成が一般化すると、従来の著作権の概念が成り立たなくなる可能性があります。
NFTが新たな著作権認証の手段となるかもしれません。
インフラとしてのブロックチェーン:
ブロックチェーンがインフラとなり、AIがそのデータを基にしたコミュニケーションツールとなる未来が想像できます。
メタバースの発展:
デジタル経済圏としてのメタバースで、AIアバターが自動で稼ぐなど、新たな経済活動が生まれる可能性があります。
デジタルツインの概念が現実味を帯び、SF映画の世界に一歩近づいたと言えるでしょう。
内容はあくまでファンタジーです。
Web3とAIの交点には、まだ多くの未開拓の可能性が眠っています。現時点では、これらの考察はファンタジーに近いものかもしれません。しかし、人間が想像しうるものは、いずれ現実のものになるという信念のもと、これらの可能性を探求し続けることが重要です。
マーケティングの視点から見ると、Web3とAIの融合は、消費者とのより深い関係性構築、より効果的なキャンペーン展開、そして新たな経済圏の創出など、革新的な機会をもたらす可能性を秘めています。今後の技術発展と社会の変化を注視しつつ、これらの可能性に対して柔軟に対応していく姿勢が求められるでしょう。
荒い文章で失礼しました。
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