チームラボ猪子寿之氏インタビュー記事と神道思想
こんにちは。橘吉次です。
本日2022年10月10日朝のNHK番組にてチームラボ猪子寿之氏の存在を知りました。
調べてみたら随分前からご活躍で著名な方なのね…。
テレビというものをホトンド見なくなって数年過ぎる…
やっぱり世間知らずになっちまうのかなぁ…と思いつつも、
たまたまつけたテレビで、この番組を視聴できたことが巡り合わせなのだとも思える。
猪子氏の発言にシビレタ~‼
この新鮮なトキメキ感を文章に残しておこう!
名前に動物名がはいる男
全然関係ないかもしれないけれど…
氏名に動物が入っている男が好きだ。
南方熊楠
坂本龍馬
河合隼雄
エネルギッシュでありながら繊細な感性をもつ男…というイメージがある。
猪子氏もまさにその手の男性。
大変魅力的な風貌である。
更に、発言内容がビリビリくるほど刺激的で、ストレートに腑に落ちる。
わぁ…これやられちまったわ
たった15分程度の番組でファンになってしまった…。
猪子氏は語る。
もう、そのとおり!
全面的に大賛成ー!
私の好きな上記3名の男も、こーゆー考え方を発信した男たちだ。
活躍した分野は異なれど、理屈や理論などよりも身体感覚や体験を通じた価値を重視してきた男たちだ。
野生の思考じゃん!
キャー!と私はのけぞってしまう!
そうだよねー!
世界を切り刻んで理解すると、ボロボロこぼれ落ちてしまうものがある。
キラキラした素敵なものが、どんどん失われていく。
この事実に現代日本人は気づけなくなっているんだよなぁ…。
「神道、言挙げせず」の意味
江戸時代の有名な国学者、本居宣長先生は『古事記伝』にて
「神ながら事挙げせず」と表明した。
事挙げってのは、言葉によって説明することを指します。
この宣長先生の言葉をどう解釈するか?
色々な学説があるし、拡大解釈もある。
吉次は、猪子が語ったように、
「言葉で説明しちゃうと、神道の一番素敵なキラキラしたものがキャッチできないよ」という意味だと解釈している。
理論を頭で理解するんじゃなくて、身体で感じる宗教が神道!
言葉で切り刻んで把握するんじゃなくて、丸っと全体をなんとなくつかみ取る世界!それが神道の世界観なのだ。
と、きちじは発信している。
だから、猪子氏が語る内容は、そのまま神道思想じゃん!と感激したのだ!
更に猪瀬氏が語る「他者共存の思想」は、神道がベースにしている共同体としての宗教の本質をついている。
そうだ!人類はもともとそーだったのだ!
他者がいることが、安全で快適であり、
他者がいるから自分が成り立つ事実を、身体で理解していたのだ!
稲作は一人ではできない。
他者や共同体があって初めて成り立つ生活…神道は共同体の宗教なんだ!
それが村の掟とか伝統とかいう、ルールめいた窮屈さが否定されて近代個人主義に突入したけど、
もう個人主義は限界だ。
次の時代がきている。
次の時代は、個人が生命共同体みたいな思想で世界を把握することから始まると思う。
って言葉にするとなんかムズってなるから、
猪子氏はアートで表現して体感できる空間を創造しているのだろう。
「時間と渦」の思想
インタビューはさらに続く。
この大きな存在を、きちじは「神」と表現している。
長い時間を、きちじは「先祖の記憶」と表現している。
表現する言葉がちょっと違うだけ。
主張していることは同じだ。
凄いことをサラっと話している。
ほとんど宮沢賢治の「春と修羅」だ。
私という存在は、大いなる自然の循環環境が作っている構造にすぎない。
吉次が生きているのではない。
自然のエネルギーが、吉次という名前の人間を生きているのだ。
私はそう思っている。
そう思って生きることが、
どれほどの安心と心の平穏をもたらすか!
これを虚無に苦しむ人々に伝えたいのだ!
吉次の下手な言葉の説明など必要ない。
猪子氏の作品は、言葉よりはるかに多くを語り、人の感性に訴えるのだろう。
是非見に行かなくては…
体験しなくては…
こりゃ、楽しみが増えたワイ!
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