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図書館の紹介 その2

前回に続き、携わった図書館の紹介です。

今回は、兵庫教育大学のラーニングコモンズについて、最新の情報とともに紹介していきます。

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こちらのコモンズの特徴は、2つあります。

1. 図書館とシナジーを持つコモンズ

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大学附属図書館の一階にあるこちらのコモンズ。

書架がコモンズと絡み合うように配置することで、図書館とコモンズにシナジー(相乗効果)が生まれるよう計画しました。

学生は、「コモンズで創造的な学習」 ⇔ 「書籍から知識を吸収する」を反復することができます。アウトプットとインプットがバランスよく空間に反映されているということです。

これに伴い、書籍の展示ができるスペースをたくさん用意しており、図書館のスタッフさんもフル活用しています。学生たちは、ここに来れば常に最新の情報に触れることができます。

教育系の大学なので、最新の教育に関する本や、経済・科学など多様な展示が工夫されていました。

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規文堂の曲線書架も、今でも有効活用されていました。

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コロナで利用が制限されていたものの、この大きなテーブルは魅力的ですね。最近ではカフェで採用されることの多い形式。ここまで大きいと、一人でもグループでも座りやすくなります。

書架と合わせて、学問に打ち込める場所としてデザインしました。

2. 時とともに成長する

「図書館は成長する有機体である」というランガナータン先生の言葉があります。

このコモンズも、生物のように成長する空間となっています。

これは、現場の方々の努力によるところが大きいと思います。

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常に興味を惹く企画サイン(スチレンボードの手作り)

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こんなワクワクする展示も・・・!

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開けたらオススメの本が。(書架は規文堂ですが、扉はスタッフさんの手作りだそうです)

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コロナ禍でも立派な企画展示が。

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コモンズでメダカと観葉植物を育てていました。

なるほど、文字通り成長するコモンズですね。通うのが楽しみになりそうです。

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図書館広報誌もおしゃれ過ぎます。まるでファッション誌・・・!

 

規文堂の予想をはるかに超えて、今でも成長し続けるコモンズ。

ハード面でもソフト面でも、大いに参考になるかと思います。

詳細は、こちらの配信動画で語る予定です(2020.11.05 10時半~配信開始)。

※本投稿は、図書館の担当者に事前に許可をいただいて執筆しております。

規文堂 企画部










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