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すべての学びはつながっている

「SaaSシステム」というマニアックな分野について、学んでいる。

SaaSシステムをマニアックとしていいのかはわからないけれど。無意識のうちに日常で使っている人が多いだろうし、開発者も世の中にたくさんいる。むしろ、一般教養の可能性すらある。

少なくとも、私の周りに「SaaSシステム」と聞いて、ピンとくる人はいない。だから、マニアックということにさせてもらう。

少しだけ、SaaSシステムが何なのか、書いておく。

SaaSシステムとは、クラウドサービスのこと、だと言えばシンプルだろう。
SaaSは、Software as a Serviceの略称で、インターネット上で提供するソフトウェアサービスを指す。

例えば、ビジネスチャット。SlackやChatwork、Microsoft Teamsなど。
他には、クラウド上で使う家計簿なんかもそうだ。Zaim、マネーフォワード ME、OsidOriなどのサービスがある。
もっと身近なものだと、GoogleカレンダーやTimetreeといったスケジュール管理もSaaSに当てはまる。

インターネット上で使えるサービスは、だいたいがSaaS。SaaSを動かすシステムがSaaSシステムなのだ。

SaaSシステムについての記事を依頼される機会が増えてきて、
もちろんその場で調べはするのだけれど、もっと深いところまで言葉を紡いでクライアントや読者に届けたいと思うようになった。

SaaSシステムの記事を書いていて、どうしてもモヤがかかってしまう部分が「システムの作り方」についてだ。どうやって作っているのか、まったくもってイメージできない。調べても、専門用語が多すぎて数日ですべてを理解するのは難しい。記事作成にはどうしても締め切りがあるから、調査には限度がある。だから、まとまった時間をとって勉強したいとずっと思ってきた。

だから今回、思い切って専門書を買い、勉強しているというわけだ。

正直なところ、今後もSaaSシステムについての仕事依頼がくるかはわからない。それが今までも勉強をためらう理由だった。勉強したところで、無意味な投資と労力になるんじゃないかと考えてしまう。

だけど、実際に飛び込んでみると、他の仕事でも活きてくるノウハウが詰まっている。この部分はライターのこの仕事で活きてくるな、とか、これが足りていなかったから事業案を前に進められなかったのか、とか。自分の不足を知れて、仕事の縦幅が広がっていくような感じ。

何かを掘れば掘るほど、それは何かにつながっている。そのときはつながらなかったとしても、後からつながってくることもある。

自分が勉強したいと思うことは、目の前の限定的な不足だけではなくて、もっと広い範囲で足りていない能力につながっているのかもしれない。思わぬ角度から悩みを解決する手段になりえる。

だから、学びたいと思うことがあれば、迷わず学んでみればいいのだろう。すべての学びに意味はある。学びはつながっている。そう信じて。

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