第6話»フロントにて
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休憩を済ませると、奈美とイマドキは
再度フロントに立つことに。
イマドキは後輩ながら仕事ぶりにソツはない。
こちらに来たばかりの時は失敗の連続で
奈美も心配していたのだが
私がサポートに入り、丁寧に教えると
すぐに改善していくのも早かった。
要するに素直なのだろう。
何を成すにも大事な要素だと奈美は思った。
指導係りとしても教えがいがある。
こういう人材は大切にしなければならない。
私の叔父が経営者であることは
誰も知らないことになっているのだが
いちを耳に入れて