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古巣を離れ、もがき、ちょっとだけ立ち止まってみた話②。

長くなってきたので分けます。今回はその2。(①⇒https://note.com/khstsh/n/n739670dc5624
古巣を離れる決心をしてちょっとだけ前に進もうとしたときのお話。


転職活動をして感じたこと

ノリと勢いだけだとちゃんとしんどくなる

転職に関する知識は皆無の状態で、半ば”エイヤー!”精神で臨んでみたところ、しっかりともがき苦しみました(当たり前)。
同業の転職ってもっと簡単にできるのかな?って思った部分があったけれど、現実はそこまで甘くはないですね(笑)

そもそも自分の中で”仕事”というものの明確なビジョンがなくて。
定期的に”働くって何だろう…?”というような哲学チックなことを考えてしまいます。

基本的に”仕事=生活のため”と割り切っている部分もありながら、”やっぱり自分が楽しいと思うようなものを形にしたいよね”と思ってしまったり。

ざっくりと”楽しいことがしたい”という想いでこの世界に入ったこともあり、最初の職場に入れた時にある種の小さなゴールテープを切った感覚がありました。(新卒採用の時の夢がマスコミ業界で働く、だった)

そして実際に転職を決意するときも、色んな想いが入り組みつつも最終決断は職場での些細なキッカケ。事前準備など何もしないまま臨もうとしていたため、実際のスケジュール感なども良く分かっていませんでした。

仕事をしながらの転職活動は、想像以上に大変

転職活動開始時、私が抱えていた仕事はまさにプロモーションのピーク=繫忙期。
何というタイミングで転職活動始めたんだ?!と今になっても思いますが、
思った時がタイミング。というように”今だ!”と思えた瞬間で動き出してしまったがため、色々と締め切りに追われながら転職活動をすることになりました。(良く乗り切った。。。)

転職エージェントさんから最初に言われたのは、
「1度に挑戦できる企業は3社まで」
そんなに少なくて大丈夫なの?と思いましたが、仕事をしながらスキマ時間で転職活動をするとなると、やはり3社が実質的な限界でした。

転職活動の中で一番大変だったのは「会社研究」「面接対策」
特に「面接対策」が何よりも大切なのだと学びました(私が何をしたかは後述)。

あと結構大切だと感じたのは「面接のタイミングをどう入れるか」について。
企業の面接官も現役バリバリの人たち(何なら偉い人)だったりするので、スケジュール調整が難航する(待たされる)こともしばしば。
ピンポイントでの面接依頼が来た時にも対応できるように準備す必要があると感じました。

私はリモートワークができる環境+スケジュールがあまり共有(可視化)されないチームだったので、MTGを複数設定してカムフラージュしていました。笑

このあたりの細かな調整も踏まえて、現行の仕事と並行して転職活動をする場合はやはり少ない会社数から挑戦することをお勧めします。

エージェント選びこそ成功への近道

転職活動を経験して思ったことは、いかに自分に合うエージェントと出会えるか、これに尽きると思いました。

大げさでもなんでもなく、ここができればもう半分以上の転職活動は終わったんじゃないかな?という感じです。

私は9月上旬にエージェント探しを始め(特にお世話になったのは「○ズリーチ!」と「〇スメディアン」)、中旬ごろにエージェント各社と面談(6社ほどやりました)、下旬にはエージェントさんを決定する、というような流れで進めていきました。

ーエージェント選びの個人的ポイントー
・業界は決まっていない ⇒〇クルートエージェントや〇イナビなどの大手
・業界は決まっている  ⇒専門家や特化したエージェント会社
            (〇ズリーチなどで探すと沢山見つかります)


”広く浅く”が大手エージェント、”狭く深く”が専門エージェント
上記のように、自分に合ったエージェント会社を選択しないと後でしんどい目に合うなと感じました。
そしてここだけはその人その人で転職活動に求めるものが変わってきてしまうので、しっかりと自分自身で考える必要があると思います。
どっちのエージェントにもそれぞれの良さがあるので。
(でもこんなに専門エージェントがあるなんて知らなかった…)
(※転職活動用のメールアドレスを作らないと、求人情報やエージェントからのスカウトメールで通知がひどいことになりますのでご注意を…!)

ちなみに私は広告業界に特化したエージェントさんでした。
「自分の広告業で得た知識をそのまま使いたかった」という軸だったので。
もし私がお世話になったエージェント会社さん、興味がある方いればDMくださいね♪ お繋ぎします!

今考えても本当に私はラッキーで恵まれていました。
あのエージェントさんがいなければ恐らく転職活動は成功していないと思います。それくらい色んなことを親身になって考えてくれたし、気付かせてくれました。

事前準備が結構大変

企業にエントリーするには「職務経歴書」なるものが必要になります。
新卒採用には無い、転職活動ならではのものだなと思いましたが、これが本当に重要。
書き方一つで合否を左右するようなものなので、私も時間をかけて作成しました。
(…正確に言うと、エージェントさんに沢山相談して赤字を入れてもらいましたw)

私が転職した会社は書類通過率11%だったと、後からエージェントさんが教えてくださりましたが、それだけこの書類で門戸を叩けるか否かが決まってしまうんだ、というくらい「かたが紙切れ、されど紙切れ」です。

各会社ごとにちょっとアレンジした部分もあったので、このあたりはエージェントさんと相談しながら作成することをお勧めします。


面接の回数が少ないからこそ、合う合わないの感覚が大切

何より転職活動をしていて一番驚いたのは、「面接回数の少なさ」
2~3回の面接で決まってしまうというスピード感にビックリしました。

なので”伝え方”にも工夫しないと弁解のチャンスがない。
…このあたりはエージェントさんに沢山助けていただきました。
(きちんと面接対策に付き合っていただけるエージェントさんを選ぶことと、お世話になるエージェントさんにこれでもかと質問をして、自分の納得がいく回答を作っていくことをおすすめします♪)

面接のフィードバックも積極的にして頂けるエージェントさんだったので、”自分の会話のクセ”や”相手が欲している回答のポイント”などの対策方法を沢山教えて頂きました。

…それこそ「今年1番多く対策面談しました」とエージェントさんから言われるくらいお付き合いいただきました。笑

自分自身が”ノリと勢い”の人間であることと、自分の中でもかなりジャンプアップした面接だったこともあり、細かい部分まで色々とご指導いただけて本当に助かりました…

リモートだからこそカンペが置ける安心感

私の強みとして「話すことが好き」という部分があります。
ただ、おしゃべりが故に気がついたら結構な時間、自分のターンで話してしまった…という反省点もあり。

面接特有の「限られた時間で相手の質問の”意図”に気付き、端的に答えること」をきちんとこなすには多少の準備が必要でした。

基本的に伝えたいストーリーは頭の中にとにかく叩き込みましたが、本番にはアクシデントがつきもの。
何があるか分からないので、PCのカメラ周りにカンペを置いて、適宜自分を落ち着けるよう心掛けました。
(※ガッツリ見てしまうと流石に…なので、このあたりの違和感がないかも練習が必要です。私も実際、エージェントさんに目線などに違和感がないかどうかなど確認して頂きました)

面接時に予期せぬ質問が飛んできた際、自分がしっかりと伝えたいことは伝えきれたのか?を確認するためにも、このようなメモがあると後で変に落ち込んだりもせず、安心材料にもなるかと思います。

こればっかりは、このご時世での転職活動で良かったなと思えました。
(対面では使えないテクニックなので、、、)


立つ鳥跡を濁さず、が案外大変

そんなこんなで最初の3社の中から無事、転職先に内定を頂くことができました。(内定通知が来た瞬間は、職場で残業中でした)

後はお世話になった古巣を辞めるだけ…と思いつつも、「退職届を出すまで」と「最終出社を迎えるまで」の日々もかなり怒涛で、とても大変でした
(むしろ精神的にはこっちの方が大変だったかもしれない…)。

上司への報告、退職届の提出、受理、引継ぎ、最終出社
とざっと要点だけ並べてみれば単純なことですが、
12月1日に退職届を提出⇒2週間で有給消化
という怒涛のスケジュールで、上記の手順をこなしていきました。

細かく書いてしまうと身バレしてしまうので伏せますが、まず上司への報告にあたり、上司よりも先にご報告したかった人に転職のことを打ち明けるタイミングで来期人事の話がきたり(しかも自分が数年希望していたやつ!なぜ来年なんだ!タイミング…!!!)、上司とリモート続きですれ違いが発生し、対面で退職届をお渡しできないというもどかしい日々が続いたり、ボーナス支給のタイミングを考えて数日黙ったり…など本当にバタバタと調整した結果、日付が限られてしまい、結果、怒涛の師走を駆け抜けることになりました。

実際、退職のお話をしたときに沢山の方に引き止めていただけたり、ビックリしていただけた時に、改めて自分の価値を再発見できたというか「続けてきて良かったな」と思えた瞬間が沢山ありました。

流石に有給消化はフルではできず、ピンポイントのMTGのみ参加する、などと適宜調整しながら、無事に最終出社を迎え、年末年始に入ることになります。

最終出社日前日は、お世話になった方全員にメッセージカードを作成し、色んな方との思い出を振り返っていたら、まさかの翌朝7時になっていました。(100人近くいたからね!w)
…もう少し早めに書き始めたら良かったな、とここでもノリと勢いを発揮してしまい少し反省。笑

最終出社日にお渡ししたご挨拶品のお手紙に書いた連絡先に気付いてご連絡を頂けた方が沢山いらして、改めて優しさに溢れた人が多くいる素敵な古巣だったなと感じています。
卒業した今でも遊んだり、ご飯に行けたりする関係が築けた私は本当にラッキーです。
大学生の時に新卒採用でこの会社を選択して、あの部署に配属されたから今の私があることは間違いないし、今まで出会った方の1人でもその時に出会えていなければ、絶対に違った人生になっていたと思います。
それだけ恵まれていたし、これからも大切にしたいご縁が沢山生まれた古巣には感謝してもしきれません。まだまだ沢山遊んでください!

自分の経験が誰かの発見になったりするんだと嬉しくなった

…とまあ、つらつらと自分が経験したこと、感じたことを忘れないうちに記録してみました。
もうこの転職活動の日々から1年経つのかと思うと、あっという間のようなそうでないような…何とも言えない変な感覚になります。


転職活動を終えてしばらくした時、ある人に「自分の周りには転職がなかなか難しい、と話している人しかいなかったら、○○(本名)のような人もいるんだって知れて、結論、どんな時も<やればできる>って話だよね、って行動する背中を押してもらったよ」と言われて。

めちゃくちゃもがいたし、本当に大変だったけれど、その人と話をしていて(自分の経験が誰かの役に立てていたんだ)と知り、行動の一つひとつって無駄がないんだなと改めて感じました。

久しぶりにこの記事を書くために転職活動時に使用したノートを引っ張りだして読んでみると、ハッとさせられるようなことも沢山書かれていました。
まさに「初心忘るべからず」とはこのことだな、と。
今のタイミングで思い出すことができて良かったです。
普段のメモはiPadなのですが、この時ばかりは紙のノートに記録しておいて良かったなと思いました。
ノートはかなりボロボロになってきているけれど、ずっと大切にとっておこうと思います。

さあこれで無事に新天地へ!ということですが、
そこからが本当に大変だった…
お休みを選択するまでの日々は、③にて。

https://note.com/khstsh/n/n27302fed0d23


#転職してよかったこと


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