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その本を手に取った理由は、その人しか知らない|積読紹介2024.03

本に関するアウトプットは、読んだら感想を書くというのがスタンダード。でも、積読について書くのも良い。“手元にあるけど読んでいない本について書く”ということに、その人らしさが表れるんじゃないかって最近思っている。

とある本を知る、気になる、読みたい…そう思って持ち帰るに至るまでの過程は、意外と人それぞれなのでは?
知ったきっかけ、興味をもった理由、手に取って感じたこと。もしかしたら誰かにもらったものかもしれないし、必要があってネットで買ったのかもしれない。

積読の数だけ、本にまつわるエピソードがあるはず。きっとそれは、その本の持ち主しか知らないこと。
とっても面白そう。本好きな人、ぜひ書いてほしい。

私の積読紹介、2024年3月版。

ほんとはかわいくないフィンランド|芹澤 桂

買ったところ:蟹ブックス(高円寺)

タイトルに惹かれて購入。北欧、中でもフィンランドに漠然と憧れがあって、じゃあ何に憧れているのかと言われると自分でもよくわかっていない。北欧っぽい柄とか北欧風の家具はたしかに好きである。何なんだ、“北欧風”って。住んでいる人にしかわからないフィンランドのことを知りたい。

Distance わたしの#stayhome日記|今日マチ子

買ったところ:Title(荻窪)

手に取ったのは2023年の夏で、マスクなしで外に出る人もすっかり増えていた頃。この本をぱらりとめくった時、2020年の自分のこと、世の中のことがぶわぁっと思い出され「この本があれば当時のことを懐かしく、いとおしく思えそう」と考えた。あと2冊続編があり、シリーズを通して2023年の春までのことが描かれている。揃えたい。

好きよ、トウモロコシ。|中前結花

買ったところ:蟹ブックス(高円寺)

中前さんのnoteを読んだことがあり、それはそれは魅力的なエッセイだったので、当時いろんな本屋で見つけるたび気になっていた。表紙のイラストももちろん可愛いのだけれど、さらっとした紙の質感がとても好き。触ってみてほしい。帯に麒麟の川島さんがコメントを寄せていたのも決め手。

ちなみに、蟹ブックスは選書が私の趣味に合っていて、買う本を決めるのがものすごく大変だった。個人書店はそういう面白さもある。

イラストのこと、キャラクターデザインのこと。|坂崎千春

買ったところ:さかざきちはる展覧会『ペンギンアパートメント』

母が「行ってみたい」と教えてくれた展覧会を一緒に見に行った。本当に可愛くてユーモアがあって、家に置いておきたい子たちがたくさんいて困った。物販には絵本も売られていたけど、デザインのことが気になってこちらを購入。表紙に書かれたこのコピーに、きっと詰まっているんだろうな。

「生み出す」のではなく「みつけ出す」

味・香り 「こつ」の科学|川崎寛也

買ったところ:ネット
見つけたところ:コーヒー豆の店

店内の小さな棚に置いてあった本。売られているのではなく店主の持ち物で、私が手に取ると「その本!いいですよね〜」と頷いていた。どうやら店主の方は科学の視点からもコーヒーを勉強されているようだった。料理は科学って言うもんね。私は科学に詳しくはないけれど、興味はすごくある。淹れてもらったコーヒーを飲みながら、これは家にも買っておこうと考えた。



本を読めていないことに罪悪感もあったけれど、読んでいない本でもこれだけ書けるんだという新たな発見。すごく楽しかった。増えたら(増やすの?)また紹介したいな。

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