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KH1992
2020年5月29日 15:34
とあるアパートの一室。明かりはなく、窓より差し込む月明かりのみが、舞台上を仄かに照らしている。狭い部屋の中に散乱する化粧品や本。そして、その散らかった部屋からゆっくり出ていく人影が一つ。顔は誰にも見えない。暗転後、焦げ茶色のジャケットを羽織った男が、部屋の中央で何かを探る素振りで目を凝らしていると、彼は此方(観客)の目線に気付いた様に振り返り、ゆっくりと口を開き始める。(警部補C)世から消