世界の排出量の15%は「1%」が担っている(ZeroHedge)


(機械翻訳)

世界の排出量の15%は「1%」が担っている

歴史的な観点から見ると、現在の天然資源に対する需要は、食料、衣料、水、住宅、インフラストラクチャーといった必要不可欠なものから、日常生活における非必須消費に至るまで、前例のないレベルにまで急増し、現在も増加し続けている。
この急増に伴い、CO₂排出量も年々増加している。しかし、消費は所得によって大きく異なる。

このグラフィックでは、Visual CapitalistのMarcu LuとBruno Vendittiが、世界のCO₂排出量を所得層別に示している。このデータは、ストックホルム環境研究所が作成したEmissions Inequality Calculatorによるものである。


裕福な家庭ほどCO₂排出に貢献している

2019年、世界で最も裕福な1%(平均所得31万ドル)は、世界のCO₂排出量の15%を担っていた。

2019年の1%の年間排出量は、100万基の陸上風力タービンの二酸化炭素削減量を相殺した。一方、下位50%(平均所得2,000ドル)はCO₂排出量の8%しか担っていない。
以下は、2019年の所得階層別の排出量の内訳で、平均所得は2011年の購買力平価USDである:

こうした格差の原因は消費にある。例えば、ファッションは世界の高所得国で最も需要の高い産業のひとつである。国連によれば、ファッション産業は世界の二酸化炭素排出量の2%から8%を排出している。

もうひとつの大きな要因は、先進国に多い運輸部門である。運輸部門からの温室効果ガス排出量だけでも、1970年以来2倍以上に増加しており、その約80%が道路を走る自動車によるものである。

高所得の家庭ほど食費もかさみ、CO₂排出の一因となっている。食品の生産、輸送、取り扱いは、大きなCO₂排出を生み出す。さらに、食品が埋立地に廃棄されると、メタンも発生する。

米国環境保護庁によると、毎年、米国の食品ロスおよび廃棄物は、二酸化炭素換算で1億7,000万トンのGHG排出(埋立地からの排出を除く)を伴い、これは石炭火力発電所42基分の年間CO₂排出量に匹敵する。

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