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苦しい時は助けを求める。

苦しい時は「助けてほしい」と言う。

 仕事や勉強,人間関係で疲れたとき,人に助けを求めることは,悪だと考えて,人に助けを求めることができない人がいます。新入社員の方々が陥る傾向です。「早く先輩に追いつきたい」「早く会社に貢献したい」と思えば思うほど,自分のキャパシティーを超えてしまい,心の余裕がなくなり,目先しか見えなくなることで,逆に失敗してしまうのです。私は,新入社員の時に,「仕事を頑張るのは当たり前。ただ,できないことはできないと言う」と教育されました。このようにすることで,自分のキャパシティーをきちんと自分で把握して,あまり無理をすることなく,仕事に打ち込めます。また,勉強においても同じです。勉強は自分でするものです。しかし,やってもやってもうまくいかないときがあります。成績が伸びないときがやってきます。そのようなときは,友達や周りの大人に相談することが大切です。そして,様々なアドバイスがをもらう中で,自分にとって最適なアドバイスを選択をし,行うことで1歩進めることができます。

 日本人の特徴として,「周りに迷惑をかける=悪いこと」という風習があります。(すべての人と言いませんが…)しかし,そのことが自分を苦しめている傾向があります。だから,人に助けを求めることは悪いことではなく,自分がよりよい人生を生きるためには必要なことです。他人に頼りすぎて,自分が何もしないことは,良くないとは思いますが,自分に余裕があるときに,他人を助けてあげれば,良いと思います。人間関係とはそのようなものではないですか?

 そして最後に,人に助けを求めることは,自分が無能である訳ではありません。人の能力は,進化していきます。現時点では,うまくいかなかっただけで,5年後に取り組めば,自分ひとりで成し遂げることが可能な場合があります。だから,自分の価値を自分で下げるようなことはしてほしくないと思います。

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