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垣内光司さんのことばを聞く③
新しい言葉は作れるか福西|話しは変わりますが、垣内さんは今やりたいとか、やろうとしていることはありますか?
垣内|教会を作りたい思っています。「上鳥羽の離れ(仮)」のクライアントが信者さんで、彼のお父さんとお母さんがその教会の立ち上げた最初の方なんです。教会自体は築70年ぐらい経過していて、お金はないけどそろそろ建て替えたいな、という話は聞いていて。それなら信者さんと一緒に半セルフビルドで作りた
垣内光司さんのことばを聞く②
< 石垣島の躯体 / 八百光設計部 >
プロポーションと身体性
福西|石垣島のプロジェクトには、あえて「躯体」と名前をつけていて、環境と躯体の関係、又は躯体がどう風土にあるべきか、が読み取りやすい。前回のインタビューでドット・アーキテクツの家成さんが、垣内さんはよく「プロポーション」の話をする、と言っていました。そのプロポーションに関して、「伏見稲荷の納戸」は良いとして、「石垣島の躯体」から
垣内光司さんのことばを聞く①
福西|よろしくおねがいします。垣内さん、逆光で坊主頭だけがシルエットで浮かんでいるのが怖いんだけど(笑)。
垣内|どうしようかな(笑)。
福西|いいですよ、なんだかマフィアのドンと話しているみたいで。このままいきましょう。お時間ありがとうございます。先日、ドットアーキテクツ家成さんとも話しをしました。とても盛り上がって、いつもの会話の延長で色々な建築の話ができた。垣内さんとも、普段お話をしてい
家成俊勝さんのことばを聞く②
Umaki camp / dot architects (Photo: Yoshiro Masuda)
マッシブな建築福西|僕が家成さんに会った当初からずっと「マッシブな建築を作りたい」と言っていますよね。その意識は今でもあるのですか?
家成|それはすごくある。西沢大良さんが「木造住宅進化論」で、在来工法の住宅で壁の中のレイヤーの多さについて言及しています。そのレイヤーが非常にまどろっこし
家成俊勝さんのことばを聞く③
都市におけるホールの役割福西|日本の住宅だと、縁側や軒下のような場所が街のホール的な役割をしていたのでしょうか。
家成|していたと思います。
福西|そのように街に開かれた住宅も目指しますか?
家成|開き方が重要だと思っています。以前、住宅特集で「家開き特集」があった。家をどのように道や街に開いていくか、がトピックだった。物理的に開いていく案がほとんどだったけど、僕はその物理的に道や街に開いて
家成俊勝さんのことばを聞く①
福西|よろしくお願いします。今回のインタビューで「これは聞いてみたい」ということが幾つかあります。このようなコロナ禍状況下で、ふらっと大阪にも行けない。いつもは気軽に会って話ができていたことがなかなか話せなかったりするので、このような機会を設けさせて頂きました。
家成|よろしくお願いします。
福西|さて、何から話を始めましょうか。
家成|気楽にやっていきましょう。
福西|今年でドット・アー
建築家のことばを聞く
単純な動機として、私の周りの建築家たちが日々、何を考えて設計に取り組んでいるかを聞いてみてかった。
友人の建築家たちとは、直接会って話す時もあれば、電話で話をすることもある。自分を含めて皆、どのような言葉で建築を語るべきかを常に模索している。
そのような建築家ひとりひとりの言葉をじっくり聞いてみたいと思い、何人かの友人に声を掛けたところ、快諾して頂いた。普段は聞けないことも聞いてみたい。
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