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建築家のことばを聞く

単純な動機として、私の周りの建築家たちが日々、何を考えて設計に取り組んでいるかを聞いてみてかった。

友人の建築家たちとは、直接会って話す時もあれば、電話で話をすることもある。自分を含めて皆、どのような言葉で建築を語るべきかを常に模索している。

そのような建築家ひとりひとりの言葉をじっくり聞いてみたいと思い、何人かの友人に声を掛けたところ、快諾して頂いた。普段は聞けないことも聞いてみたい。

2018年に大阪にて「discuss about」という建築レクチャーシリーズが発足した。ドットアーキテクツ・家成俊勝さん、SPACE SPACE の香川貴範さん、垣内光司さん、木村松本・木村吉成さん、島田陽さん、米津正臣さん、と関西を代表する6人の建築家が発起人となり、関西の建築家がゲストを議論でもてなす、という会である。

初回ゲストに呼んで頂き、大いに励まされた。まずは、この6名の建築家の話を聞いてみたい。

また20年来の友人である建築家・藤村龍至さん、ムトカ・村山徹さん、照明デザイナー・石井リーサ明理さん、へのインタビューも行い、普段は聞けない話を聞く機会にも恵まれた。

建築家たちの言葉によって紡ぎだされる彼らの「現在」を記録し、アーカイブすることも意味のあることだと思えた。文字に起こして、読み返すことで、建築に対する言葉の意味を反芻したい。

初回はドットアーキテクツの家成俊勝さんです。
私の一番古い建築家の友人であり、言葉を大切にする建築家です。

福西健太 / フクニシケンタ
大阪府生まれ。ウィスコンシン大学ミルウォーキー校建築学科卒業 / TEN Arquitectos NY勤務/ ペンシルベニア大学大学院建築学科修了/ 伊東豊雄建築設計事務所  / 福西健太建築設計事務所主宰/www.kfaa.jp


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