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[教育]ヨビノリというYoutube番組の素晴らしさ

昨年2020年、ふとしたきっかけでデータサイエンスを学び始めたのだが、Youtubeで「統計学」を検索すると、通称「ヨビノリ」と呼ばれるYoutube動画がヒットする。この番組のことは、昨年、はじめて知ったのだが、これが最強に面白いのだ。

この番組を知ったとき、「いまの若い子たちがうらやましい」と真剣に思った。

これだけ濃い内容の講義が、無償なのが素晴らしい。Youtubeでのヨビノリの取り組みについて文科省で講演されたようで、そのときの動画がアップされていた。この講演内容がとても興味深い。ぜひ、ご覧頂きたい。

いまの大学生や大学院生、そして研究者の窮状の訴えが、ヒシヒシと伝わってくる。ヨビノリ・タクミ氏のユーモアも抜群で、教育者としても素晴らしい。

この講演によると、小学4年生にして、数学検定1級に合格した男の子は、ヨビノリの番組で勉強したらしい。参考書すら持ってなかったとか。まじか。。。Youtube時代学びの方法が変化している、とのことである。是非、講演動画をご覧頂きたい。

また、最近の理系の大学では、「授業受ける前に、ヨビノリのこの番組を見て、予習してから受講するように」みたいなノリで大学のカリキュラムが組まれてるとこもあるようだ。

たとえば、大学のフーリエ変換の講義の前に「【大学数学】フーリエ解析入門①~⑤(フーリエ級数展開 I)/全5講【解析学】」を見ておけば、理解につまづく学生が減るのは間違いない。いまの若い子がうらやましい。

今後も、どの分野であろうと、専門書を何冊も読みこなすことが、必要なことは変わらないだろうが、このように丁寧に解説された教育動画を見ることで、多くの離脱者をなくすことができるだろうとメチャクチャ期待している。

数か月前、周期表の覚え方に関する動画「【受験用】周期表を15分で覚える【語呂合わせ】」を私が見ていたら、小学5年生の息子は、17族の「ふっくらブラジャー愛のあと」というゴロに食いついていた。

数か月後(昨日)だが、積分の必殺技のKing Propertyの講座を見ていたところ、ヨビノリ・タクミ氏の声が聞こえた瞬間、「ふっくらブラジャー愛のあと」と息子が口ずさんだので驚いた。ゴロを覚えていたのだ。当然、内容はわかってないが、小学5年生の男の子が「ゴロ合わせという学びの方法」を感じとっただけでも価値ありだと思っている。

わたしのように、人生つまづいてばかりいる大人が気軽に学べる「ヨビノリ」という番組には、心底、感謝している。

最近、わたしが「大人も学びを続けるべきだ」と妻に言ったら、「家のことを何もしないで、勝手なこと言わないで」とのことだ。正論だ。

大人には、学びも、家事も、大切なのだ。


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