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#毎日note
【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
132. バルコニーのアメリア ⑤ はじめての方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆世界観と設定◆ ほんの少ししてバルコニーに姿を現したアメリアは、冒険者時代と同じ朱色のドレス姿であった。 手にはソフィアお手製のポーチを持ち、慌てていたのだろう、お気に入りのつば広のレディースハットの下にはナイトキャップを被ったままである。 「来ましたわデニー、んでも、どうやって降りれば良いのかしら? はてな? 」 デニーが両手を広げて言った。 「僕が受け止めるから心配しないで! さ
【連載小説】私、悪役令嬢でしたの? 侯爵令嬢、冒険者になる ~何故か婚約破棄されてしまった令嬢は冒険者への道を選んだようです、目指すは世界最強!魔王討伐! スキルは回復と支援しかないけれど……~
125. 令嬢、別離に咽び泣く ③ はじめての方はコチラ→ ◆あらすじ◆目次◆世界観と設定◆ 「エマ、実はな────」 ステハムが事の顛末を語ってくれた。 イーサンが上空から確認して安全だと判断した高台などに、集落を移動させる作業は当然ながら男手が中心となった。 通り名通り剛腕なストラスや、最大十七人に分身出来るイーサン、高ランク冒険者達が集まって作業する為、急ピッチで転居は進んで行ったらしい。 集落には女性も増え始めていた為、シンシアは彼女たちに混ざって炊