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【連載小説】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~  あらすじ・目次

◆あらすじ◆◆はじめに◆ はじめまして! お越し頂きまして誠にありがとうございます。 心から感謝致します。  本作は百万字を優に超える長編になる予定です。 是非お読みいただき、長いお付き合いを頂ければとても幸せです。 どうかよろしくお願いいたします。  順序は変わりましたが、既に完結済みの拙作【私、悪役令嬢でしたの?侯爵令嬢、冒険者になる】は本作のスピンオフでございます。 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~ 目次 序章(1話) 1.エピソードゼ

    • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

      あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1626.暗躍のサタン  ガトは自分の中にあるサタナキアの記憶にアクセスしながら話を続けた。  さて、こそこそとニブルヘイムを抜け出したサタナキアは地上に出た。  場所は皆さんの時代で言う所のルーマニア東部、黒海にほど近い地下遺跡、神殿の中であった。  勘の良いオーディエンスの皆さんならばもうお気付きだろうが、この遺跡はオラシュチエの地下祭儀場、サルモクシスに祈りを捧げる巫覡の目の前、密やかに信じられて来た

      • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

        あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1625.快進撃と憧憬  無論、願う心の渇望が強ければ強い程、後に自身に向けられる信仰は篤くそして深く無垢な物となって還ってくる。  例を上げると、金持ちになりたい、的な願いは悪魔に言わせると渇望が足りないっ! まだまだだなっ! とかの部類になったりする。  理由は考えれば簡単だろう、得た金銭や財宝を使い切ってしまった時に感謝や信仰は維持出来るだろうか、ね?  恋愛や美貌、名声なんかも同じ理由で願いのヒエラル

        • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1624.バアルの細腕繁盛記  オーディエンスの皆さんは憶えておられるだろうか? あの頃、いやコユキ達と出会った頃のサタナキアのクズっぷりを……  死を覚悟したコユキや善悪を前にしても往生際悪く足掻き捲ってオルクスに呆れられていた筈である。  その後、アイドルのあるべき姿に目覚めて、少し偏り気味に魔神覚醒を果たす事が出来たが中々に芳しい、不愉快さと嫌悪感が上回る存在であった、間違いなくっ!  ヴァンパイア達

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          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1623.コンフェション  急に両手で顔を覆って嘆きの声を上げたガト、ペトラは鼻を前に突き出して聞く。 『ど、どうしたの! ほら、ここでの仕事が終わったら皆で学院の仲間やシパイさんと合流しようって決めてたじゃ無いの! ガトちゃんだって賛成してたじゃない?』 『うむ、ついででは無いのか?』 「ああぁぁー」  嘆きを重ねるガトにレイブはいつも以上に落ち着いた顔で告げたが、その面差しはいつの間にかわざとらしい

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1622.ポトフの前で 『ヒィッ!』 『あれ? ペトラ叔母さん、どうしたんすか?』 『む、ああ、ほれあそこにマナナンガルのな――――』  なるほど、誰か知り合いが鍋の具的な感じで調理されていたらしい、結構神経質なんだよね、スリーマンセルって♪  そんな事情はおくびにも出さずガトに対して告白を促すのだ、判り易くクズである。 「さあ聞かせてくれよガト! 俺達だったらどんな事を聞かされたとしても大丈夫だぞ! 

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1621.炬火に向かいて  レイブはテューポーンを頭に乗せたままで焚き火の縁へと歩を進める。  ミロンとブロルは律儀に立って着席を待ち、ギレスラとペトラ、ガトもレイブに並んで焚き火に照らされた。  ペトラはその外に伏せダソス・ダロスは身を捩って鼻先をそちらに向けた、パダンパはいつも通りガトの後ろに立ったままだ。  こうして見ると旅の最中、馬鹿の感染を避ける為に追放、いや隔離されていた間に関わってきたメンバーば

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1620.寝冷えか懺悔か  色んなパニックが一段落、そんな機会で私が長考しているとガトがレイブに話し掛ける、レイブ個人と言うよりはスリーマンセル三者に向かってと言う風情だ。 「ねえ、良ければちょっと付き合ってくれない? 折り入って話があるんだけど……」 「何だ? 寝冷えでもしたのか?」  それを居り入る事は滅多に無いだろうよ…… 『恋バナ? ってムードでも無いわね』 「それなら良かったんだけどね」

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1619.神魔  それは観察の中で幾度も登場した高位の悪魔達とも違って見える。  彼等の場合それぞれある種独特な価値観と言うか、自身が受けている信仰ごとのどこか卓越した倫理や道徳、使命感に従っていた事が窺い知れた。  馴染み深い所ではガープは『病』の悪魔であると同時に『癒』を与える神でもあり、意外かも知れないがカイムは『騙し』と『真実』の悪魔でありながら『会話』と『交渉』、更に『和解』の神でもあるのだ。  

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1618.適者生存  適者生存、変化し続ける環境や敵勢生物の有無、捕食可能な生物の増減等の条件に因って、個性レベルの適応者が生き残る事で、代を経て特徴が顕著になる現象を指す言葉、転じて進化とも呼ばれている。  ことニンゲン一種に限っても、巣作り、狩りや農耕の技術確保、衣服や武器、様々な道具類の充実と更なる利便性の追求、それらを効率的かつ有効に扱う術を持った組織や国が適者、そう呼ばれて来ている事は今更言うまでも

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1617.彼我の差  いつもならその日の食に心からの感謝を示し、小さめのモンスター位なら生きたまま、断末魔の悲鳴をドレッシング代わりに満面の笑みで踊り食いをするペトラが、やけにデリケートでナーバスな反応である。  やはり病後で気弱になっているのか、若しくは件の会話出来る生き物の死に対する忌避感か、はたまた脳を垂らしたゴシショの無念そうな苦悶の表情がトラウマ生成に充分足りえたからなのか、恐らくその内のどれかが原

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1616.要らない 「お、ペトラ、起きれたのか、まあ、色々あってな、お前、寝てたんだよ」 『そうなのね』 『少しやつれたのでは無いか? 空腹なのでは?』 『そう言えば…… 皆食べてるし何か貰おうかなぁ?』  奇しくもあっちのサルヘビと同じ会話の展開だ。  しかし、こちらは甘酸っぱくも何とも無い現実主義を旨とするスリーマンセルなのだ、最近サポート 役が板に着いてきたガトさんには抜かりの一つも無いのである。

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1615.幼馴染 「ほー当たったみたいだな、良かったじゃんシュカーラ?」  シュカーラは暢気でトンマな師匠を押しのけて幼馴染に寄り添う。 「大丈夫ですか? 確りして下さいハンペラさんっ! おいっ、目を覚ませっ! アグネスっ! アグネスゥっ!」  どうやらハンペラの本名らしい。 「ぷっ! アグネスだって! 清らかな者、だっけか? ぷぷぷっ」 「何笑ってるのよっ! アンタ少しは反省しなさいよ!」 「痛っ

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1614.歯軋り  レイブの眼球は今にも飛び出しそうになり下顎も外れる寸前だ。  ギレスラも事態の切迫を理解したのか慌ててアドヴァイスを贈る。 『レイブ! 取り敢えず自分とハンペラ、それにペトラの『反射』を解除した方が良いのでは無いのか?』  うん、そこは今すぐ解除しろ! この考えなしの間抜けめがっ! の方が状況的に適切だったかな? 「お、おう、『解除』、良しっ!」  なんら良くは無いが解除を急ぐにこし

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1613.反射 ~リフレクション~ 「あのねえ、アンタのスキル、ってかアスタロトの『反射』ってね、単純な防御スキルじゃないのよ? ソレって相手の攻撃だけ弾き返す訳じゃないのよ? 自分が相手に与えようとしたダメージも自分に帰って来ちゃうんだからっ! 言わば完璧な反射なのっ! 使い所を選ぶのよ?」 『ほぉ、完璧、か! 流石はアスタさんのスキルなのだ!』 「そうですね、ドラゴンの我輩もびっくりですよ、ねっ、兄上?

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1612.解除 ~リリース~  一頻り笑い捲ったレイブは愉快そうな満面の笑みのままで、再びヴラドに話し掛ける。 「一応確認しておきたいんだけどさ、コレはお前等のスキルじゃ無いんだよな?」  そう言いながら絶賛呟き中のヘビ似の背中を指差した、恐らくコレとはシュカーラの事なのだろう。 「はい、違いますね、彼、どうしたんです?」  澱み無い口調からは嘘は感じられない、超越種であるドラゴンとして生まれ変わった矜

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