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記事一覧
Netflix 2Q決算『ブリジャートン家S3』が大ヒット、長期成長に向け広告事業に注力中
Netflixが7月18日、2024年7〜9月期決算を発表。
売上高は前年比16.8%増の95.6億ドル。営業利益は同じく42.5%増の26億ドルだった。前回決算で発表された業績予想を上回ったが、決算発表後の時間外株価は一時急落したのち上昇。終値と比べ、横ばいで推移している。
Netflixはこの一年、アカウント共有対策をはじめとした業績向上施策を講じ、売上・利益水準を一段と拡大。広告付きプラ
オンライン保険の「Lemonade」が成長、2024年中にFCF黒字化へ
オンライン保険会社のレモネード(Lemonade)が、トップラインの拡大を続けている。
加えて著しいのが収益性の改善だ。総契約額(in-force premium)は前年比22%の拡大だが、営業費用は2%増。従業員数は11%減少した。営業レバレッジの拡大が、黒字化に向けて顕著な成果を出しつつある。
保険事業というものは、ひとたび軌道に乗ればキャッシュフローには優れている。保険料を先に受け取り、
Nike本決算!減収予想で株価急落、リストラ効果で利益水準は堅調
大手スポーツ用品ブランドのナイキが6月27日、2024年3〜5月決算を発表。同社にとっては第4四半期だ。
売上高は前年比1.7%減の124億ドル、税引前利益は38%増の17.3億ドルだった。減収増益という結果だが、決算発表翌日の株価は約20%もの暴落。投資家も阿鼻叫喚である。
「2025年5月期は、変革の一年になるだろう」とナイキのCEO、ジョン・ドナフーは発言した。これまでの一年で、ナイキは
Adobe 2Q決算:増益回復で株価急騰、生成AI普及の先に見る未来とは?
Adobeが6月13日、2024年3〜5月決算を発表。売上高は前年比10%増の53億ドル、営業利益は同じく16%増の19億ドルだった。
大幅減益となった前四半期から一転、決算発表翌日の株価は14.5%もの上昇を示した。今四半期の結果が想定を上回り、同社のAI戦略がポートフォリオ全般の優位性を高めていると市場は好感したようだ。
シャンタヌ・ナラヤンCEOは「革新的な製品ロードマップにより顧客価値
合成樹脂サンダルの『クロックス』が好調!コロナ後の成長持続に向けた戦略
合成樹脂サンダルで有名な「クロックス」(Crocs)が、株式市場での評価を高めている。
クロックスは2002年に創業、2005年には株式上場を果たした。当初は船遊び用のビーチサンダルとして開発され、デザインと履き心地の良さが話題を呼んで、爆発的なヒットを生んだ。
ところが、2014年以降は業績が悪化。2017年に黒字回復すると、20201年にはコロナ禍が追い風となり、これまた爆発的な成長を遂げ
HPE 2Q決算!AI向けサーバー急伸で株価急騰、今後の見通しは?
伝統的サーバー企業の一つであるHPEが、株式市場で注目を集めている。
HPE(ヒューレットパッカード・エンタープライズ)は2015年に旧ヒューレット・パッカードの分社化で誕生。HP Inc(HPQ)がパソコンやプリンタに特化するのに対し、HPEはサーバーやストレージ、ネットワーク機器を扱う。
デルやスーパーマイクロなどの競合他社と同様、力を入れたいのはAI向けサーバーだ。しかし同社は、オンプレ
Salesforce 1Q決算!マーク・ベニオフが語る「多くのAIモデルが淘汰される」理由
セールスフォース(Salesforce, Inc.)が5月29日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比11%増の91.3億ドル、営業利益は同4.1倍の17.1億ドルだった。
マーク・ベニオフCEOは「顧客がAIを使って全く新しい方法でつながるための大きな機会の始まりに我々はいる」とアピール。「今後十年で企業がAIの可能性を引き出すことを支援するため、非常に有利な立場にいる」と豪語した。
世界の期待を上回る「NVIDIA」1Q決算:データセンター需要の拡大止まらず
NVIDIAが5月22日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比262%増の260億ドルと、前回決算で発表された予想(240億ドル)を上回った。営業利益は同じく690%増の169億ドルだった。
ジェンスン・フアンCEOは「次なる産業革命が始まった」とコメント。あらゆる国や企業で、兆ドル規模のデータセンターが「AI工場」への転換を進めていると豪語した。新たなコモディティである「人工知能」を
Zoom 1Q25決算!コンタクトセンター製品など牽引、売上成長率は2Qに底打ちへ?
オンライン会議ツール提供のZoomが5月20日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比3.2%増の11.4億ドル、営業利益は3.2億ドル(前年同期は974万ドル)だった。
4四半期連続でまとまった利益を計上したものの、売上成長は依然として鈍い。株価も引き続き低調で、時価総額は197億ドル。バランスシート上には、74億ドルもの現金同等物(短期投資含む)が積み上がっている。
5〜7月の売上
アリババグループ決算!利益減少で株価6%落、越境EC続伸も黒字化は依然遠い
中国Eコマース大手、アリババグループの苦境が長引いている。
5月14日に発表された2024年1〜3月期決算で、売上高は前年比7%増の2,219億元(≒307億ドル)。営業利益は同じく3%減の148億元(≒20億ドル)となった。Eコマース事業への投資を拡大したほか、物流事業『Cainiao』の従業員向けのインセンティブが重石となった。
純利益は同じく96%減の32.7億元(1.3億ドル)。上場し
総決済高の急拡大続く「マルケタ」給与払いの早期化(AWA)で更なる成長へ
カード発行プラットフォームのマルケタ(Marqeta)が、総決済高(TPV)の拡大を続けている。5月7日に発表された1〜3月期決算で、三か月間のTPVは670億ドル(前年比33%増)だった。
今年2月には、1日あたりの決済額が初めて10億ドルを超えたことを発表。UberにSquare、Instacart、DoorDashまで、名だたるプラットフォームを巻き込んでの成長を続けてきた。
売上高は前
Airbnb 1Q決算:パリ五輪見据え予約数が過去最高!決算発表後の株価は急落
Airbnbは5月8日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比18%増の21.4億ドル、営業利益は1億ドル(前年同期は赤字)だった。
同社が掲げる成長戦略は、三つの柱からなる。ホスティング(部屋の貸し出し)の認知度を上げること、ゲストから見たコアサービスを磨くこと、コアサービス以外に広げることである。
総予約数(Night and Experiences Booked)は過去最高の1.
Uber 1Q決算!食料品配達『Instacart』とタッグ、ドミノピザとの提携も進捗
デリバリープラットフォームなどを手がけるUberが5月8日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比15%増の101億ドルだった。営業利益は1.7億ドルで、4四半期連続の黒字を継続している。
ダラ・コスロシャヒCEOは「今決算の結果は、我々が一貫して黒字での成長を続けられることを示した」と主張。700万人超がUberのプラットフォーム上で稼ぎを得ていることもアピールした。
月間アクティブ
Hims & Hers決算!パーソナライズ続伸で営業黒字化、”三つの仕組み”で更なる成長へ
ヘルス&ウェルネスプラットフォームを標榜する「Hims & Hers Health」が引き続き好調だ。売上高は前年比46%増の2.8億ドル、営業利益は990万ドルで黒字転換を果たした。
前回決算で発表された売上予想を上回り、4〜6月の売上予想も2.92〜2.97億ドル(40〜43%増)と力強い。株価は三月をピークに下落傾向だったが、今回決算発表後の時間外株価は13%近い上昇となった。
アンドリ