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世界の期待を上回る「NVIDIA」1Q決算:データセンター需要の拡大止まらず

NVIDIAが5月22日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比262%増の260億ドルと、前回決算で発表された予想(240億ドル)を上回った。営業利益は同じく690%増の169億ドルだった。

ジェンスン・フアンCEOは「次なる産業革命が始まった」とコメント。あらゆる国や企業で、兆ドル規模のデータセンターが「AI工場」への転換を進めていると豪語した。新たなコモディティである「人工知能」を生み出すためだ。

株式市場は今回の結果と見通しを好感したようだ。決算発表後の時間外株価は執筆時点で約6%の上昇。時価総額は2.3兆ドルを超え、マイクロソフトとアップルに次いで三番目に高く評価された米国企業となっている。

世界中の注目を集めた最新決算で、ジェンスン・フアンCEOは何を語ったのだろうか。今回の記事では、新たなNVIDIA決算のポイントと重要な発言についてピックアップする。

大企業や消費者向けインターネット企業が牽引

今回決算もまた、NVIDIAの業績を牽引したのはデータセンター部門だ。データセンター売上高は226億ドル(前年比427%増)となり、まもなく年間1,000億ドル規模に達しようとしている。

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