カンニングという行為 |д゚)チラリ
学生の頃、テストのたびに、「カンニング」についての話がありました。
「カンニングというのは、人の答えを覗いて自分の答えにしてしまう、ズルい行為」であると。
文言に違いはあれども、皆さんも一度は言われたことがあるのではないでしょうか?もしかしたら、経験がある方なんかもいるかもしれませんね。
「カンニングはやってはいけない行為」だと言われ育って、社会人として世に出てみて、「あれ?世の中おかしくない?」って思った方、いるんじゃないでしょうか?
学生時代には「してはいけない」とされたカンニングですが、社会人になると、結構重要なスキルだったりします。
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例えば会社で、「○○に関する資料を〇日までに提出してくれ」と言われたとします。皆さんも「自分だったらどうするか?」と考えてみてください。
真面目な方だと、1から全て調べ上げ、草案を書き、資料を完成させるでしょうか?全部1人でやり切って、期限日の前夜に、どうにか資料を完成させ、ホッと胸をなでおろすのかもしれません。
この経験から「やりぬく力」や「一連の作業のノウハウ」を得た場合、次に同じような依頼が舞い込んだときには、もっと効率的にできるかもしれません。ですが、作業の工程は変わりません。
一方、要領のいい方だと、似たような案件を扱った経験のある方にノウハウを聞きに行きます。そして、資料の外観をざっと決めたら、ツテを辿っていろんな人に協力を求めます。当然、資料に必要な情報は一人で集めるより早いでしょう。
協力してくれた人からフィードバックを貰えれば、一人で作るより洗練された資料になるかもしれません。
…どちらが正解だとか間違っているとかということではなく、「資料を〇日までに出す」というゴールまで、どう進むか?ということです。
特に新入社員である場合は、まず何から始めたらいいのかも分からないことも多いでしょう。
そんな時に、学生時代の「カンニングはいけないこと」という教えを忠実に守ることは、決して間違いではありませんが、最適解でもないと思いませんか?
企業が求めるのは成果であって、過程を評価してくれる企業な稀です。…が、最近は稀でもなくなってきているのでしょうか?そういったところにお勤めでしたら、正直うらやましい!(笑)。
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要するに、いかに早く正確に最適解に辿り着くか、という目的のためには、他人にアドバイスを求めたり、得意な人にコツを教えてもらったりする、いわゆる「カンニング力」ともいえる手段は有効であるということです。
大学のレポートでコピペ禁止と言われようが、上司が渡された資料を見て「これ○○さんに聞いたの?」と言ってこようが、求められた成果をきちんと出すことで、社会人というのは評価されます。
人に頼っていいんです。教えてもらっていいんです。助けてもらっていいんです。
「自分でやらなきゃ」と抱え込まずに、「HELP!」と言えたら、少し楽になるんじゃないでしょうか?
誰にも迷惑にならないのなら、社会人は「カンニングOK」なので、上手に世の中を渡っていきましょう。
ということで、今回の投稿は以上です。
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