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バカみたいに仕事をするとバカになる

…誤解を招きかねない表題なので説明させてください。

仕事に取り組む際に、「集中」「熱中」「没頭」のような形容詞の違いについて考えることはあるのではないでしょうか?

要するに「どんな姿勢で仕事に取り組むべきか?」という論点です。

確かに、この論点で考えると、目の前の仕事に意味づけをすることが可能になり、「どんな自分になりたいのか?」と置き換えれば、なりたい自分から逆算して今の自分を見ることができるかもしれません。

しかし、目の前の仕事は、すべてが重要であったり緊急性を要する仕事ばかりではありません。

極論、「ムダな仕事」もあるのです。

それでも、「どんな姿勢で仕事に取り組むべきか?」を軸に仕事をしてしまうと、「仕事はやり遂げるモノ」という固定観念が生まれかねません。

実は、まさに私が、この固定観念に捉われているのかもしれないと感じたので、今回の記事を書いています。

ここ数ヶ月ほど、起きてから寝るまで仕事に追われているような生活をしています。

「やり遂げること」がゴールになっていたのです。

結果として、数か月後の現在の私が手にしたのは、「なんだかよく分からないけど必死に仕事をした」というカタルシスだけです。

本来、学びや気づきとは「ズレから学ぶこと」「ズレに気付くこと」ではないのでしょうか?

「ズレ」とは、今の自分との「違和感」を指します。

誰かと話をする中で、相手の価値観と自分の価値観において、一定の共通項がありながら「ズレ」を感じるとき、私たちは、その「ズレ」を「違和感」として認識し、興味・関心を持ちます。

そして、「ズレ」を自分なりに咀嚼したときに学びや気づきとして、自分の成長につながるのではないでしょうか?

目の前の仕事だけに目が向いているとき、その状態が「集中」であれ「熱中」であれ「没頭」であれ、「ズレ」はないのです。

つまりは、「違和感」を認識することなく時間を消費するので、そこに学びはない、ということになるのです。

あくまでも、個人的な感覚なのですが、本当に「バカみたいに仕事をするとバカになる」ような気がするので、常に「ズレ」や「違和感」を感じ取るだけの心の余裕と周囲へのアンテナは忘れないでおきたいモノです。


ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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