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特殊設定を楽しめるおすすめ映画6選

フィクションの面白いところは、現実離れした設定で人間ドラマを見れるところです。想像した世界が広がっているのは映画の面白さをアップしていますね。

今回はちょっと特殊な設定のある映画を集めてみました。
世界観が独特な作品や一部だけ変わった設定をしている作品です。世界観が独特な映画はSFが多いのですが、SFに限らずほかのジャンルからも選びました。では早速、紹介していきましょう!

①ガタカ(1997年)

出典:filmarks

あらすじ
DNA操作で生まれた"適正者"だけが優遇される近未来"不適正者"として自然出産で生まれた若者が適正者に成りすまして宇宙へ旅立とうとするが・・・。

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遺伝子操作で生まれることが普通になったお話です。
97年にデザイナーベイビーの映画を撮っているだけでもすごいのですが、内容が非常に濃い。デザイナーベイビーである適正者とそうではない人に「差」があり、生きやすさ/生きづらさに直結しています。努力で才能を超えられるのでしょうか?

設定の面白さはまだまだ序の口です。適正者/不適正者の葛藤や人間ドラマがとにかく熱い。さらに、サスペンス的な要素もあり、主人公は夢を追いつつ、当局に追われる身でもあります。出自に意味を持つ作品として秀逸です。

②TIME/タイム(2011年)

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あらすじ
<時間>=通貨!これまでの常識を覆す衝撃のタイムリミットSFアクション!! 全ての人類は25歳で成長が止まる

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寿命(時間)が通貨になった世界のお話です。
設定がすばらしい作品として思い浮かんだのがこの作品でした。お金持ちは永遠に近い時間を生きられるのに対し、お金がない人は1日を生きるのに必死です。コーヒー1杯を買うにしても、寿命と交換する必要があります。通貨なので。

持たざる者が立ち上がるには何が必要でしょうか?通貨のインフレーション/デフレーションが死亡率に直接影響する世界で何に希望を見出せるか必見です。理由は省略しますが、吹き替えではなく字幕で見ましょう。

③イエスタデイ(2019年)


出典:filmarks

あらすじ
“イエスタデイ<昨日>”まで、地球上の誰もがザ・ビートルズを知っていた。 しかし今日、彼らの名曲を覚えているのは世界で一人、ジャックだけ・・・ ジャックは突然、信じられない不思議な世界に身を置くこととなってしまった! ジャックは、イギリスの小さな海辺の町に住む、悩めるシンガーソングライター。 幼なじみで親友のエリーから献身的に支えられているもののまったく売れず、音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。そんな時、世界規模で瞬間的な停電が起こり、彼は交通事故に遭う。昏睡状態から目を覚ますと、この世には史上最も有名なバンド、ザ・ビートルズが存在していなかったことになっていることに気づくが・・・。

出典:filmarks

ビートルズを主人公以外覚えていない世界のお話です。
売れないシンガーソングライターだけがビートルズを知っていて、他の人は知りません。自分でつくったことにしてビートルズを歌う主人公。これは嘘をついているといえますか?夢をかなえるために、一生懸命な主人公にどこか見入ってしまう作品です。

時代性の考察も鋭く、小ネタが多い。ビートルズを知らないという設定からの人間ドラマが鮮やかです。成功も失敗も全部つまった良作です。

④透明人間(2019年)

出典:filmarks

あらすじ
富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある真夜中、計画的に脱出を図る。悲しみに暮れたエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。セシリアは彼の死を疑っていた。 偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。 セシリアは「見えない何か」に襲われていること証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。

出典:filmarks

透明人間が現れるお話です。
束縛癖のある天才科学者がガールフレンドに執着するこじれたお話ともいえます。「見えない」って恐怖です。前半のホラーチックなシーンでは、見えない何かに怯え、誰も主人公を信じてくれません。が、徐々に何が起きているのかわかる後半では、サスペンス色が強くなります。

透明人間というよくある設定を存分に使い倒す良作です。最後まで見てもらえると、おすすめの意味がよくわかります。人間関係ってマジ大事。

⑤ワンダー 君は太陽(2019年)

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あらすじ
オーガストこと”オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。 生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。

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生まれつき人とは違う見た目を持つ少年と家族のお話です。
子どもの中では、普通から外れると軽蔑の対象になりがちです。特に見た目で判断されることが多いです。主人公は見た目によって、ハンディを持っていました。家の中で守られていた生活から一転し、学校に通います。がんばれ。がんばれ。って応援したくなります。

変わらないといけないのは主人公の方なのでしょうか?第一印象をどうやったら覆せるのでしょうか?言葉にはどれだけ暴力性があるのでしょうか?そして、どうやったら普通になれるのでしょうか?面白かった以外の感想を持てたら、最高ですね。

⑥名探偵ピカチュウ(2019年)

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あらすじ
かつてポケモンのことが大好きな少年だったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査へ向かったきり、家に戻らなかった父親・ハリーとポケモンを、遠ざけるようになってしまった。それから年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部補(渡辺謙)から電話がかかってくる。「お父さんが事故で亡くなった―」。複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。荷物を整理するため、ハリーの部屋へと向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっていることがあった……。「ハリーはまだ生きている」。ハリーは何故、姿を消したのか? ライムシティで起こる事件の謎とは? ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!

出典:filmarks

ポケモンと人が一緒に共存する世界のお話です。
ピカチュウがもさもさしているのは違和感ありますか?ネズミポケモンとしっていたので、そこまで違和感なかったです。ポケモンの動きや見た目にこだわりがあって、制作陣のポケモンに対するリスペクトを感じました。

ミステリー色が強く、伏線に見入ってしまいます。ポケモンバトルに終始しない展開は結構好きでした。ピカチュウの表情がリアルすぎて、感情がとても伝わってきました。続編希望。

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フィクションはなんでもできます。制作陣のアイデア力で映画をさらに楽しむことができます。SF以外にもちょっと変わった設定を持っている映画があるので、探してみるよいかもです!

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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