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社会人デビューから1年6ヶ月の間に読み漁った本~いきざま・いきかた系10冊~

前回の投稿に引き続き第2弾です。第1弾はこちら
仕事を通して自分の本質に迫るような本が多いです。宇宙飛行士に関する本が好きなので、数としては多いです。読むたびに新しい気づきがあると思うので、定期的に読みたい本です。

『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』
大鐘良一・小原健右/光文社新書/2010年

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2008年にJAXAによって発表された宇宙飛行士選抜試験のドキュメンタリー本です。「どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、他人を思いやり、その言葉と行動で人を動かす力があるか」という人間力を試す試験でした。難題を乗り越えようとする姿にプロフェッショナルを感じたし、挑戦する強い意志を感じた作品でした。「一番のおすすめは?」と聞かれたら、これを勧めます。

『宇宙飛行士の採用基準 例えばリーダーシップは
「測れる」のか』
山口孝夫/角川oneテーマ21/2014年

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宇宙飛行士を選抜し、育てる知見がまとまっている本です。上述した『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』は選抜される側(宇宙飛行士候補生)を描いていますが、こちらは選抜する側の視点で書かれています。「第2章計算できない心をどう扱うか」の部分が特に面白かった。宇宙と心理学のつながりを記した部分です。「恐怖は原因が明確」「不安は原因が曖昧で漠然」などたしかに!って思いました。

『宇宙飛行士という仕事
- 選抜試験からミッションの全容まで』
柳川孝二/中公文庫/2015年

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宇宙飛行士とはどのような人々で、どのような仕事を行って、どのような成果を期待されるかが描かれている本です。アメリカ・ソ連の宇宙開発からはじまり、宇宙飛行士について俯瞰的に書かれています。アメリカなど他国の取り組みも扱っているのがいいですね。

『宇宙から帰ってきた日本人
日本人宇宙飛行士全12人の証言』
稲泉連/文藝春秋/2019年

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毛利衛さんなど宇宙にいった12人の日本人へのインタービューがおさめられています。「宇宙から地球をみる体験」を語る言葉に個性が現れていました。圧倒的体験でも、一人ひとり感じ方が違うのは、おもしろく感じました。立花隆の『宇宙からの帰還』も読もうかな。

『NASAより宇宙に近い町工場』
植松努/ディスカヴァー携書/2015年

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「どうせ無理」という言葉を世の中からなくすために、宇宙開発をやっているという北海道の会社の社長が書いた本です。この社長が作った世界で3つ目の無重力の実験装置を使うために、NASAの研究員もやってくるそうです。トコトン夢に挑戦し続ける人の言葉は、どれも力強い。すごい、、、の連発でした。

『宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。』長尾彰/Gakken/2018年

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マンガ『宇宙兄弟』のエピソードと重ねながら「リーダー」とは何かを紹介する本です。主人公・六太のように、「賢者であろうとする必要がないリーダー」について言及されています。賢者風リーダーと愚者風リーダーの差を示して、新しいリーダーの形を知ることができました。背伸びってしなくていいんだって。

『現代語訳 論語と算盤』
渋沢栄一・守屋淳(訳)/ちくま新書/2010年

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日本の資本主義の父とも称される、実業家の著作です。2024年から1万円札の肖像画になる方ですね。利潤と道徳を調和させるという経営哲学を説きました。「尊王攘夷」「文明開化」「明治維新」「殖産興業」という時代の潮流を生き抜いた人の言葉や思考はどんな時代でも通じると思いました。

『ひらめき教室 「弱者」のための仕事論』
松井優征・佐藤オオキ/集英社新書/2016年

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漫画「暗殺教室」の作者・松井優征とデザイナー・佐藤オオキ の対談がまとめられています。「自分には大した才能がない」が基本戦略としていて、見習うところがたくさんありました。NHKのEテレの「switchインタビュー」での対談が元になっているので、仕事への姿勢などが色濃くまとめられて、とても勉強になりました。

『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』
ほぼ日刊イトイ新聞/ほぼ日/2019年

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任天堂の元社長の言葉がまとめられたものです。ニンテンドーDSやwiiなどを開発していたときのリーダーです。wiiのコントローラーの正式名称を「リモコン」にするなど、兎に角、信念が伝わってきます。全くブレないのです。高い技術を持ちながら、経営などにも精通していて、技術者の理想形みたいな人だなって思いました。

『PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』
ローレンス・レビー・井口耕二(訳)/文響社/2019年

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トイストーリーの大ヒット前から、ピクサーを支えた元最高財務責任者の話です。生き残りをかけて「トイストーリー」の制作に乗り出した頃から、ディズニーに買収するまでの10年の物語です。ピクサーはスティーブ・ジョブズが持っていてた会社で、この著作の中にも出てきますが、気性の荒い人物イメージはなくて、イメージとは違う穏やかなスティーブジョブズを見かけました。

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また、いい本を紹介していきます!
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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