自炊を始めてから大食いが止まらない話
元々僕は料理が苦手でした。
買い物に行くのも、キッチンに立つのも、料理そのものも、後片付けもすべて面倒に感じてしまい、何もしたくないと思っていました。
実家で20年以上生活しており、基本は母が作っていたため僕自身が料理をする習慣はありませんでした。一人で生活し始めてからも、仕事が忙しかったこともあり、外食かせめてスーパーのお惣菜といった偏ったものばかり食べていました。
学生時代に和食料理店のキッチンでバイトをしていましたが、マニュアル通りのものしか作れません。包丁は使えるけど、そもそも何の食材を買ったらいいかがわかりません。
そして迎えた海外生活では、なかなかの苦戦を強いられることになりました。
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先日、ここジョージアでの食生活について投稿してみました。
パスタと野菜炒めに挑戦してから、食の幅はかなり広がったように感じます。
ジョージアは野菜が安いため、どれだけ買っても1000円を超えることはまずありません。近所のスーパーでにんじん、玉ねぎ、じゃがいも、ピーマンなどをそれぞれ2個ずつ買っても1ラリ(50円)を越えるか越えないか、といった程度です。
多めに買ってもあまり損をすることはないし、そもそもスーパーもたくさんあるので、すぐに買い足すことができてしまいます。しかし、無添加ゆえ保存期間が短いことは少しネックです。
調味料は、宿に元からあった塩・コショウ・砂糖以外では、コンソメと醤油くらいしか買っていないため、その点ではレパートリーは少ないのでしょう。
とはいえ、自炊を始めてから食に対しての満足感は上がってきたように思います。
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そんな生活を始めてから気づいたことがあります。
とにかく食べる手が止まらないことです。
僕は元々大食いです。実家にいたときは僕が毎晩ご飯を3杯食べるから、いつもコメを3合炊いていたくらいです(両親・妹は大食いではない)。近い友達はみんな僕が大食いであることを知っているため、飲み会に行くと僕のために追加注文をさせてくれるくらいです。
僕はパスタはだいたい200gを茹で、そこに炒めた野菜を投入しています。おそらく2人分、少食の人なら3人分といった量をほぼ毎日食べています。
たまに足りないときはまたパスタを茹でたり、パンを焼いて食べたり、後から追加をすることがあります。
自炊を始めることによって、目の前に無限に食事を提供できるシステムを構築してしまいました。
以前はお腹が減るとその都度何かを買いに行っていたため、その面倒くささやお金を使いたくない感情から我慢ができました。しかし、今は手持ちの食材に火を通すだけで食べれてしまいます。
野菜には健康的なイメージがあり、たくさん食べてもいいや、といった感情を抱いてしまいます。加えて、最近は引きこもりがちで大して動いていません。
消費されるエネルギーに対しての食事量がかなり多くなっていることに気づいてしまいました。
痩せ型ゆえ、まったくお腹はでていないものの、やはり食べすぎていることには気になってしまいます。
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身近に料理を作れる環境があると、食べたくてしょうがなくなる。
僕にとって食とは最大の誘惑であり、ストレス解消ツールです。一瞬の快楽を与えてくれるものです。普段お菓子を買わないようにしているのは、あると食べてしまうからです。
僕は満腹感を感じづらいことに加えて、いくらでも入ってしまう胃袋を持っています。
料理ができたら毎日楽しくなると思っていたし、実際そう思っています。しかし、そこには落とし穴もあると気づいてしまいました。
僕はどれだけ食べても太らないけれど、過食が体に良いわけはなく。いつかそのツケが回ってくると思うと、怖くなってしまいます。
とはいえ、目の前の快楽を求めてしまうのも事実です。
仕事で忙しくしたり、食べる暇もないような生活を少しは経験しても良いのかもしれない、とふと思いました。そうやって体をコントロールするのもありかもしれません。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
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それでは、また明日お会いしましょう!
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