料理が苦手な僕はジョージアで何を食べているか
海外での生活で気にしなくてはならない問題に食事があります。毎日毎日何を食べようか、と悩むことになります。
もちろん美味しいものを食べたいし、できれば健康的にいたいのはみんな共通でしょう。
外食ももちろん良いけれど、値段のことや栄養のこともあるので、毎日するわけにはいきません。
そうなるとやはり料理をするしかない。
僕がいるジョージアでは、たぶん無添加の野菜が冬でもたくさん売られていたり、多くの種類のスパイスがあったり、料理が好きな人であればいろんなレパートリーを展開できると思います。
しかし、僕は料理が全然得意ではないから、そのメリットを活かしきれていません。
今回はそんな僕の食事について書いてみようと思います。
***
ジョージアに来てから半年が経ちました。
家を持たず、ゲストハウスを転々としたり、友達の家に居候したり、不安定な生活を送ってきて、今はシェアハウスに拠点を置いています。
来た当初は外食ばかりの毎日でした。友達といろんなジョージア料理店に食べに行っていました。
ジョージア料理は煮込んだものが多く、「シュクメルリ」という鶏肉を牛乳で煮込んでニンニクで味付けをした独特のシチュー、「オーストリ」というジョージア風ビーフシチューなど、毎日でも食べれる美味しい料理があります。
また「ヒンカリ」という大きい餃子(小籠包)のようなものは、肉汁がジューシーでなかなかクセになります。
そんなジョージアの郷土料理をよく食べに行っていました。
しかし、当然毎日外食するとお金もかかるため、自炊をするようになります。
当初はパン屋に行ったり、スーパーで惣菜を買ったりしていたけれど、それだけでは満たされない。徐々に料理をしなければ、という意識になっていきました。
***
まず最初に手を出したのがパスタです。
ジョージアで炭水化物を食べるなら、基本はパンかパスタです。昼はパン屋で買ったパンを毎日レパートリーを変えながら買って食べていました。
胃もたれを人生で一度も経験したことがないような実年齢よりも若い身体を持つ自分としては、欧米の若者のようにとにかくパスタで腹を満たしていました。
3人分くらいを一気に茹でて、オリーブオイルをかけて食べます。
美味しさよりも腹を満たすことを考えていました。
野菜はもっぱらトマトとキューリ。マヨネーズをかけておしまい。
外食をしない夜は、毎日このラインナップでした。
飽きたら、スーパーの惣菜にも手を出していました。ジョージア料理が基本の惣菜は値段は高いから、たまに買う程度でした。
***
そんな日々を送っていたけれど、最近はちゃんとした料理をするようになりました。パスタにオリーブオイルをかけるのはやめました。
せめてニンニクを炒めてペペロンチーノにしています。
卵を買ってオムレツをつくったり、人参や玉ねぎや豚肉を買って野菜炒めをつくっています。
日本やフィリピンで一人暮らしをしていた頃は、ほとんど料理をしていなかったけれど、ついに習慣としてするようになりました。
オリーブオイルや塩、醤油といった調味料を買い、調理を基本としてスーパーや市場で買い物をしています。
これは僕にとって大きな成長です。親が聞いたら驚くでしょう。
料理好きな友達が手の込んだ料理をしている姿を見ていくと、自分でもやってみたいという向上心ができていました。それが僕の中での意識や行動の変化となっていました。
面倒くさがりやだから、このブームがいつまで続くかはわかりません。しかし、一度料理をすると、また食べたい時に材料を買うハードルが下がります。この感覚が意外に楽しかったりします。
少しでも毎日を楽しくしていけるように、食の楽しみや料理の楽しみを感じていきたいです。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
Twitterのアカウントはこちらです。
バナー写真の撮影場所はこちらです。
それでは、また明日お会いしましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?